Monday, January 25, 2010

Top All-Time Donors

政治資金関連の情報公開に特化したNPOであるCenter for Responsive Politics(CRP)が、1989年以降20年間の政治献金総額ランキングトップ100を発表している。(ここここ経由)

その表を見ると、労働組合からの献金(当然ながら、そのほとんどはDemocratsへ)の多さに改めて気付かされる。上位20団体に占める労組系団体の数は12。100位まで見ていっても(きちんと数えたわけではないが)結構な割合で、労組が含まれていそうな感じである。

各団体からの寄付が、どのくらいの比率でそれぞれの政党に納めらているかを見ていくのも面白い。こちらのblogにも書かれている通り、戦略的に言えば、両方にbetしておくのが賢いやり方。そうすれば、どちらが勝っても一定の発言権を確保できるし、どちらかに「ゾッコン」の団体よりも、――寄付金額or割合を交渉条件に使うことで――かえって、要求を呑ませやすい、といったこともあるだろう。

さすがに労働組合の場合はそういうわけにもいかないらしく、Democratsに(ほぼ)一点張りのところが多いが、それ以外を見ていくと、「中立」(“On the fence”)か、「やや傾ぎ」(“Leans Dem/Repub”(60-69%))くらいの団体が多い。

ということは、Republicanに偏って寄付している団体は、あんまり多くないということだが、その数少ない、「Republicanに70%以上」の17団体(「Democratsに70%以上」は32団体)を見ていくと、たばこ会社(AltriaReynolsUST)、ライフル協会、石油会社(ChevronExxon MobilBP)などが並び、なるほどなぁといった感じ。何気に、薬品会社がいくつか名を連ねていたりもする(GlaxoSmithKlineEli Lilly & CoBristol-Myers Squibb)。ちなみに、米国医師連(American Medical Assn)は、もともとRepublican支持だったが、08年以降、Democratsに乗換え中との由。

上位100団体中、「Democratsに90%以上」の団体は21あるが(3つのadvocacy団体と、弁護士連名を除き、後はすべて労働組合)、「Republicanに90%以上」は一団体だけ。「へー、ここがそうなんだ…」みたいな。。(笑)

詳しく見始めたら幾らでも時間使ってしまいそうなので、そろそろこの辺で。
my room Syracuse, Jan 25, 21:49

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