Saturday, January 9, 2010

"AVATAR"

James Cameronの“AVATAR”を観てきた。

“3D”だということと、いかにもな感じのそのタイトル(原題も日本版と同じ“AVATAR”)から、一旦は、僕のレーダーから完全に外れていたのだが、回りの人の評判が頗る良いので、騙されたと思って、とりあえず観に行くことに。とは言え、へんちくりんな“3D”メガネを手渡され、映画館の席についても、期待値の低さは変わらずのまま。
  
ところがどっこい(昭和ですか。)、これが案外、面白かった。というか、僕の中ではかなりのヒット。それも、映像がスゴいとか、3Dがスゴいとか、そういうことではなくて(いや、それはそれでもちろんスゴいんだけど)、ストーリーがすごく良かった。宮崎アニメ的な深さがある――なんてことを軽々しく言うと、筋金入りの宮崎ファンに怒られてしまいそうだけど、でも本当に、ナウシカとか、もののけ姫に通じるものがある、と思う。
  
アメリカ――それも、現に二つの戦争を遂行中の――が、こんな映画を作ってしまったということにも驚き。まぁ、ハリウッド流リベラリズムと言ってしまえば、それまでなのかも知れないけれど。アメリカ人はこれを観てどう思うんだろうか。直接彼らに聞いてみたい気もしたが、今日は一人で観に行ったので、その場では聞けず。見ず知らずの隣の観客に、いきなり質問するのもさすがにね(笑)。
   
“Friends”のファンの人以外にはどうでもいい話だが、結構重要な役どころで、Phoebeの弟役の役者さんが出ている。Giovanni Ribisiという人らしく、調べてみたらそれなりに有名な俳優さんだった。(スイマセン、外人俳優には、激しく疎いです…。) いつも観ている(はい、いつも観てます)“Friends”ではteenの役柄で出てくる俳優さんが、いいおっさんの役を演じているのには、少しウケた。「Phoebeの弟が大人になったらこうなりました」、「へー、結構出世したんだねー」みたいな…。はい、どうでもいい話ですね(笑)
my room, Syracuse, Jan 8, 27:45

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