Thursday, January 27, 2011

Obama orders review of regulations

Obamaが1月18日付のexecutive orderで連邦政府の機関に対して、規制の合理化・適正化を求め、GOPの人たちが、「EPAのGHG規制こそ、見直されるべき規制の最たるものだ」と叫んでいるというのが昨今の米国の情勢らしい。Obama自身、このGHG規制についてはan example of the "commonsense" だと言っているらしいが。[Guardian on January 18]

Saturday, January 22, 2011

something not readily available

「世の中には、調べれば簡単に知れる情報と、そうでないものとがある」とは、木曜日に呑んだ某先輩のお言葉。ちなみにその人は経済学者。「そうでないもの」=考え方、理論体系、思考法etc.。

帰国してからというもの、「そうでないもの」を養う機会が激減している。必要な時に「簡単に」入手できないものだからこそ、日頃から、少しずつでも摂取しておかないとね。

Sunday, January 16, 2011

toughest time for utilities

1月14日付のE&E TVで、World Resources Instituteのpresidentが電力会社の置かれた現状についてコメント。
the status quo is what's worse, because they have uncertainty about what is the price going to be attached to carbon, what's going to happen to conventional pollutants, a whole series of issues that significantly change the cost balance between gas, coal, nuclear, renewables and so forth. And they need that information because they're making billion-dollar investments in capital stocks that will be around for 20 years. EPA regulation will answer those questions. The best way to answer it would be Congressional legislation, but we don't have that. So a number of utilities are beginning to say, you know, actually, EPA regulation would be a lot better than nothing.
で、どの燃料に向かうかについては、“They're going to move toward gas. But I think we're going to see more wind as well.

Texas v. EPA

1月15日付のThe Dallas Morning News記事によると、Texas以外のすべての州は、1月2日施行のEPAのGHG規制に則って、permitを発行する体制を既に整えているか、そうでなくとも、体制整備が整い次第発行することにしているIn each state except Texas, state agencies are issuing the permits or will do so after their procedures are in place.)が、Texasだけは、今回の措置を「EPAの越権行為」だとして、同制度施行への協力を拒否、司法の場で争う姿勢を見せている。
 
同記事によると、既に裁判は始まっていて、今週、Texasは、DCの控訴院(Court of Appeals)で敗訴したとのこと。とりあえず、目下のニュース的注目は、EPAとTexas州の戦いに集中しているみたいだが、この制度そのものがどんな仕組みになっているのか、もう少し詳しく知りたい。

Saturday, January 15, 2011

Greenhouse-Gas Rule Exemption

EPAは、今年1月2日施行のGHG規制に、バイオマス発電所に係る適用除外を設けることにしたらしい。期間は三年間。[WSJ on January 13]

この判断については、賛否両論あるようだが、環境保護グループは、この判断に批判的だとWSJは伝えている。そもそも「バイオマス発電所は“carbon neutral”だ」という主張は怪しいし、かてて加えて、将来的には、(廃材ではなく)生きた木をそれように切り倒して燃料に使うようになるかも知れないから、というのがその理由らしい。

個人的には、施行してから適用除外を設けるという、EPAのやり方に驚かされる。いままさに建設準備中の発電所もあるはずだが、そういうところの事業者はこういう事態にどう対応するのだろうか?というか、そもそも、州によっては、具体の執行ルールをまだ整備できていないところもあるわけで、新聞記事の言う“went into effect”が実際のところ何を意味しているのかは、よくわからない。

Monday, January 10, 2011

New Climate Regs

久しぶりにアメリカの政策を調べてみたら、年明け早々にUS EPAが結構大きなタマをぶち上げていた。[ScienceInsider on 29 December 2010]

Clean Air Actで以て、発電所、精油所、大規模工場からのGHG排出を縛ろうというもの。年間10万t-CO2e以上のGHGを排出する施設を建設する場合には、今年の1月2日以降、州の許可が必要になる(というか、なっている。)。

ただ、この辺がアメリカの面白いというか、いい加減なところで、実際にどういうルールで以て許可を行うかは各州任せ。しかも、テキサスは、この制度への非協力を宣言するという、ありがちな展開になっている。