というわけで、briefingにまつわるドタバタからも解放された今日の午後は、Washington市内(というかうちのofficeから徒歩10分)で開催中のWorld Energy Engineering Congress (WEEC)にお邪魔してきた。「Congress」との名称ではあるが、実際には、日本で言うところの「○○博」とか「××見本市」に近い感じ(というか、そのもの)。Washington Convention Centerという東京国際フォーラムみたいなでっかい会場で、国内外各社によるブース展示と、Conference(テーマごとに行われるセミナー)とが3日間、行われている。今日はその2日目。上司(例の係長氏ではない)から「話を聞いてきて私に報告するように」との寛大なミッションを頂き、半日、Conferenceに参加させていただいた。
九つの会議室で同時並行的にセミナーが行われており、一つのプレゼンの尺は30分ずつ。というわけで、予定表を見ながら、面白そうなのをいくつか回ってみたのだが、結論から言うと、どれもあんまり面白くない。だいたいの場合、エネルギー系のコンサルタントか、そうでなければ事業会社の環境・エネルギー担当の人が、彼らのbest practiceについて喋ってくれるのだが、わりに言っていることが基本的だったり、あまり深くまで踏み込んだ話をしてくれなかったりで、少なくとも僕的には退屈な話が多かった。「僕が、実際にビジネスをやったことがないからかも」とも思ってみたのだが、僕なんかよりはるかに詳しく技術のことを知っていらっしゃる、その道のプロみたいな人たちが聞けば、ますますつまんないんじゃないかとも思われ…。
にもかかわらず、皆さん、安くもない参加料を払い、もしかしたら遠路はるばる駆けつけたりもして、このConferenceに参加しているのは何故なのだろうか?結局のところ、この手の見本市は「人脈作りの場」ということであって、展示やセミナーは、壮大なる「前座」(良く言って「きっかけづくり」)に過ぎない、ということなのだろうか。日本にいたときからそうなのだが、この手の「見本市」(東京モーターショーとか、全米家電ショーみたいな、やたら注目度の高いものを除く)の本当の機能がどういうところにあるのか、よくわからない。うーむ…謎。
my room, Washington DC, Nov 5, 21:54
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