先進国内での排出削減に限れば言うに及ばず、途上国でのCDMを考慮に入れたとしても、短期的に削減可能な温室効果ガス(GHG)の量には、現実的に言って、上限というものがある(コストを省みなければ上限はないが、そういった議論にあまり意味はない)。このことを考えると、先進各国がいくら野心的な排出削減をコミットしたとしても、最終的にcreditがshortし、schemeそのものが破綻する可能性を否定することはできない。
schemそのものの破綻という最悪の事態を避けるためには、先進国(=排出削減義務国)が途上国で実施するadaptation事業からも(mitigation事業と同様に)creditを得られるようにしておく、というのが一案ではないかと、さっき、スタバでコーヒーを飲みながらふと思いついた。もちろん、それを実際に運用するとなると、どれだけのadaptaition事業とcredit一単位を等価とするか、credit発行のための手続きをどのように設定するかなど、実務上の問題が目白押しなのではあるが、大筋の発想としては、ナシではないような気がする。
my room, Washington DC, Nov 28, 20:43
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