Sunday, November 15, 2009

American Professional Sports

NBAの試合を観に行ってきました。


こんなこと言うと、バスケをやっておられた方や、スラムダンクの愛読者の方に怒られてしまうかもしれませんが、このバスケットボールというスポーツの、何とも言えぬ間延びした感覚が、いまいち、僕の肌に合いません。一緒に観に行ったアメリカ人の友人たちは、「サッカーなんてほとんど点が入らないからboringだ」と言うわけですが、僕に言わせりゃ、それぞれのチームが一回の試合で100点前後も取ってしまうバスケの方が、一点ごとの緊張感が希薄で、よっぽどboringだ、ということになるわけです。
  
もっとも、バスケというスポーツそのものの性格もさることながら、この国一流の演出方法が、試合の雰囲気を緩慢にしてしまっている可能性も無きにしも非ず。ハーフタイムはもちろんのこと、タイムアウトのときにも、いちいち、アトラクション的な催し物が挟まるんですよね。チアリーダーのダンスショーに始まって、気ぐるみマスコットのパフォーマンス、観客参加によるスリーポイント・シュート・コンテスト、アクロバットチームによるトランポリンショー、スクリーンに映し出されたカップルにkissを迫る"Kiss Cam"企画、Tシャツ配り、ドーナツ配り、果ては、ブリトー配り(←これには正直、触手が動いた。笑)と、本当にまぁ何でもござれ。。。ハーフタイムとかにやるのは、ファンサービスの一環としていいのかも知れないですけど、終盤、抜きつ抜かれつの攻防の中でのタイムアウトのときくらいは、正直、試合に集中させてくれと言いたくなります。僕なんかは、「固唾を呑んで見守る」瞬間といったものをスポーツ観戦に期待しているわけですが、そういうのが、まるでないんですよね…。本当はあるのに、演出の仕方で、そういう雰囲気をつぶしてしまっているのかも。
  
こういう演出の仕方って、実は、アメリカの4大スポーツ(アメフト、バスケ、野球、アイスホッケー)すべてに共通だったりします。アメリカ人の人たちは(一緒に行った友人たちも含めて)、なんら疑問を感じずに、ただただその雰囲気を楽しんでいるみたいだったので、外モノの僕がああだこうだ言う問題でもないのかもしれませんが。
  
まぁでもそれにしても、「こら、お前ら、Tシャツ欲しかったら、騒がんかい」と(いう趣旨のことを)言われて、アホみたいにみんなしてワーキャー騒いでる姿は、できることならあんまり見たくないなぁ…。
my room, Washington DC, Nov 14, 25:36

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