Tuesday, November 10, 2009

"How are you?"

以前にも、このblogで書いたことがあるような気がするが、アメリカに来てからというもの、激しい頭痛に見舞われる機会が増えた。日本にいたときには、あまり頭痛に縁のなかった方で、たまに軽い頭痛に襲われても、何か他のことをしていれば、そのうち忘れてしまうくらいのものだったように思う。ところが、こちらに来てからは、その日の予定をまともにこなせなくなるほどのひどい頭痛に、しばしば襲われるようになってしまった。

僕はこれは、「英語」によるものだと勝手に信じ込んでいて、脳が英語を習得していく過程で、ある種のthresholdを越えるときに発生する「産みの苦しみ」みたいなもんなんじゃないかと思っている。もっとも、それを実証する科学的根拠なんてものはどこにもなく、中には「単純に年じゃないの?」なんて愛情のかけらもない言葉を投げかけてくるクラスメイトがいたりもする。

今日は、その種の激しい頭痛に見舞われた一日だった。朝から「あれとあれとあれを読もう」と気合いを入れて出社したのだが、席についてしばらくしたら頭痛が始まり、とてもじゃないが、英語の文書なんてまともには読んでいられない状況に。よろしくないなとは思いつつ、キュービクル(半個室)であるのをいいことに、小一時間ほど、席で寝させてもらったりしながら、だましだまし過ごした一日だった。

面白いのは、speakingに限って言えば、こんな時の方がむしろ滑らかに言葉が出てくるということ。普段は余計な頭の使い方をしているということがよくわかる。スポーツで言うところの、余計なところに力が入っている状況にに近いのだろう。もっとも、スポーツと同じで、わかってはいても、その「余計な力」を抜くのが非常に難しいんだけれども…。

退社後、夜の授業に向かう前、CVS(アメリカのどこにでもあるドラッグストア)で頭痛薬を購入。とりあえずそれだけ欲しかったので、即効性タイプのTylenolだけを持ってレジに向かったところ、レジ打ちの兄ちゃんがTylenolのバーコードを機械で読み取りながら、僕に向かって“How are you?”とのたまう。頭痛薬(それも即効性!!)を買いに来た客に向かって“How are you?”はないだろうと思ったのだが、僕がそれに気づいたのは、脊髄反射で“Good”と答えた後だった。僕も結構毒されている…。
my room , Washington DC, Nov 9, 25:19

2 comments:

Anonymous said...

From Junko B to Baya-san,
お久しぶりです、Junko Bです!頭痛はおさまりましたか?頭痛にはいくつかタイプがあるようですが、「細い血管を血液が大量に流れるとき」に発生する場合があります。また、天候や季節、気圧などにも原因があるようです。そして、私は小さいころから偏頭痛もちで、頭がぎりぎり締め付けられるような痛みがあるのですが、人によって「痛みかた」も違うようです。頭痛になったときは、ひとまず眠ることが一番!と思いますが、baya-sanはいかがですか?どうぞお大事になさってください。

髙林 祐也 said...

お気遣いありがとう。とりあえず頭痛も乗り切り、(threshold効果で??)今日は英語も順調に聞き取れ、快調な一日でした。そちらの修論は順調ですか??