Wednesday, March 17, 2010

Downtown Toronto

スタバでの一人作戦会議の後は、トロント・ダウンタウン一周の旅に出た。

トロントは、オンタリオ湖畔に形成された碁盤の目状の近代都市。「湖畔」、「碁盤の目」、「高層ビル群」という取り合わせは、年末に訪れたシカゴにも通じるものがある(ちなみにシカゴはミシガン湖畔)。

人口250万を有するカナダ最大の都市だけあって、近郊住宅地は、それこそ果てしなく広がっているのだが、いわゆるダウンタウンと呼ばれる区域は、せいぜい、南北2.5km東西1.5kmの長方形の範囲内。そう考えると、東京にせよ、大阪にせよ、日本の都市のダウンタウンの広さ(というか、多さ?)は、ある種、異様ですらある。日本の場合、ダウンタウンの中でも、(オフィス街ではなくて)商業区域の面積がやたら大きいように思うのだが、あれは、日本人が、家の外で飲み歩くことと、衣料品の買物をすることを、こよなく愛する民族だからなのだろうか(そういう意味では、ソウルの街のつくりも、東京・大阪のそれに似ていると思う)。

それはさておき、まずは、その縦長長方形のダウンタウンの四辺を歩いて一周してみることに。
(ダウンタウンエリアでは、市電を頻繁に見かける。こういったところは、アメリカというより欧州的。)

旅行の直前に予習したWikipeiaの記事によると、トロントは、マイアミに次いで世界で二番目に、人口に占める移民の割合が高い街らしく、それが証拠に、ダウンタウンの周囲には、韓国人街、イタリア人街、ポルトガル人街など、エスニックタウンが広がっている。

唯一、ダウンタウンの内側にまで勢力を張り出しているのが、言わずと知れたチャイナタウン。そこで朝食(「アワビと鶏肉の中華粥」的な感じのタベモノ)を済ませ、一路、ダウンタウンの北半分に広がるトロント大学キャンパスを目指す。

ダウンタウンは広くないと書いたが、にもかかわらず、そのうちの半分は、大学のキャンパスに充てられている(日本人とカナダ人の志向の差を反映!?)。『地球の●き方』によると創立は1827年なんだそうで、こんな、いかにもな感じの古めかしい校舎もあるかと思えば、
廊下(?)の一部が飛び出した、こんな斬新な作りの建物も。
音楽スクールでは、古くなった音楽堂を、モダンな建物で囲って使い続ける工夫がなされていた。

キャンパス内に位置する(といっても、アメリカの大学と同じで、敷地境界に壁があるわけではないので、厳密な意味でキャンパスがどこまでなのかはわからないが。)二つの博物館にも一応立ち寄ってみる。といっても中には入らず、外からの写真撮影。
(Bata靴博物館)
(Royal Ontario Museum (新館))

トロント大学キャンパスの散策後は、目抜き通りのUniversity Avenueを通り、ダウンタウンの南半分、Financial Districtに戻る。
(Unicersity AveからFinancial Districtを望む。)
  
Financial Districtのビルに多いのは、①反射する外装、②広大なグラスハウス、或いは、そのどっちも、というパターン。厳しい冬の間、少しでも有効に太陽の光を活用しようという意図の表れなのだろう。

といった感じで、午前中の日程は終了。午後の行程は、また稿を改めて。
Strathcona Hotel, Toronto, Mar 16, 24:07

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