Friday, March 12, 2010

Carbon Offset Map

面白い資料を発見。

Sandbagという、emission tradingにfocusを宛てて活動している英国の団体が作成したinteractive map。どの企業が、どの途上国のプロジェクトからCER(Carbon Emission Reductions。いわゆる排出権)を獲得しているかを、視覚化して見せてくれる。プロジェクトタイプ(バイオマス、水力、省エネ、etc.)ごとの表示もできるなかなかのすぐれもの。作成に膨大な時間を要したであろうことは想像に難くない。UNEP-RISOなんかが公表している生データを眺めていても、全体のトレンドはなかなか見えてこないので(UNEP-RISOのデータベース自体、これはこれで素晴らしいものなのだが)、このinteractive mapの付加価値は結構なものだと思う。詳しい使い方は、以下のtutorial videoを。格調高いBritish Englishで解説してくれます ―― 正直、僕には聞きづらいけど。。(苦笑)

データは、京都議定書のCDMではなく、EU-ETS(EU内の排出権取引制度)に関するものなので、日本の情報がカバーされていないのは残念。しかし、しばらくカチャカチャやっていると、どの国の企業も、真南(=アフリカ)を避け、東(=中印)と西(=南米)からCERを獲得している様子がよくわかる。
Maxwell School, Syracuse, Mar 12, 15:17

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