Wednesday, December 9, 2009

Cap-and-Trade vs Carbon Tax, in plain words

COP15が開幕し、US-EPAがendangerment findingをfinalizeした今週月曜、KrugmanとMankiwが、そろってCap-and-Trade vs Carbon Tax論争をblogで取り上げた。こちら(Krugman)とこちら(Mankiw)。たまたま二人同じ日に、同じテーマで書いたと言うだけであって、いものように、blog上でガシガシやりあっているわけではない――少なくとも今のところは。なお、Mankiwエントリーの方は、彼自身が書いた記事ではなく、別の人が上院に提出した説明資料からの引用である。


この一年、このblogでも、Cap-and-Trade vs Carbon Tax論争を何度か追いかけてきた(※)。追いかけてきて、最近少しわかってきたのは、cutting-edgeな議論をfollowするのも大事だ(し、楽しい)けれど、practitionerにとって、たぶんそれより大事なことは、経済学のバックグランウドのない人に、平易な言葉で、二つの制度の長所/短所、共通点/相違点を説明できる能力を身につけることではないかということ。
  
その意味で、今回のKrugmanとMankiwのエントリーは、どちらも非常に参考になる。両方とも、かなり分かりやすい言葉で書かれている。ただし、その主張の中身はというと、(大変不肖ながら)agree出来ない部分がないわけではない。というわけで、彼らのエントリーへの反対意見を平易な言葉で述べる、というexerciseに近々取り組んでみようと思う。


※ MSJでの過去の「Cap-and-Trade vs Carbon Tax論争」関連エントリー
  • 2009/11/28: 長期で見た場合のcap-and-tradeの優位性。
  • 2009/11/26: cap-and-tradeとcarbon taxの効果が「無差別」になるための条件。
  • 2009/10/03: Mankiwの語る「cap-and-tradeよりも税の方が市場の歪みをより小さくできる理由」について。
  • 2009/09/11: Nordhausの語る「税の方がcap-and-tradeより優れている6つの理由」について。
  • 2009/04/28: 「cap-and-tradeよりも税の方が優れている」とするNordhausの著作に対するblog筆者の考え。
my room, Washington DC, Dec 9, 8:15

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