DCの日本人コミュニティは、狭いようでいて、広いような、でもやっぱり狭いなと感じる世界である。NYCに比べれば、はるかに小さいこの街のこと、住み始めた頃は日本人なんてそんなにたくさんいないだろうと思っていたのだが、しばらく経ってみると、僕がおつきあいさせていただくような若い世代(≒アラフォー以下?)に限っても、思っていたよりたくさんの人がワシントンとその周辺に住んでいることに気付き始める。で、「あ、結構広い世界なんだな」と思い始めた矢先、「実は、あの人とあの人は知り合い」とか「あの人とあの人が昨日呑んでた」なんて話ががんがん耳に入り始める。こうなるとまさに“It's a small world”。結局、なんだかんだいって、いくつかのsub-communityが、互いに重なり合い、絡まり合いながら、密接して生息している世界なんだろうなぁと思う。まぁ、僕に見えてるのは、全体像の半分~2/3くらいなんだろうけど。
この街の日本人コミュニティの変わっているところは、皆さん、何がしかの意味で、“public”に関係する仕事なり勉強なりをされているということ。日本の政府系の人間は言うに及ばず、民間企業から来られている方でも、米政府の動きをwatchするのが、ここでのメインの仕事だったり。まぁ、この街自体がそういうふうに出来ているので、当たり前と言えば当たり前なのだが。
そんなわけで、興味関心の対象やバックグラウンドが近いせいもあってか、結構な確率で、面白い人――少なくとも僕がそう感じる人――に出会えた半年間だった。
そういう面白い人たちとの会話を通して、考えてみたこともいくつかあるので、引っ越し準備に支障が出ない範囲で、またおいおい。
my room, Washington DC, Dec 21, 22:59
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