Monday, September 14, 2009

Issues in Global Economic and Financial Security

今学期、二つ目の授業が開講。講義のタイトルは“Issues in Global Economic and Financial Security”で、シラバスによると“The course will discuss global economic and financial security issues through the prism of the current global crisis, the worst since the Great Depression” とのこと。「リーマンショック」からちょうど一周年を迎える今日、この講義の開講日としては、打って付けの日と言えるかもしれない。
  
講師は、IIF(The Institute of International Finance)のAsia/Pacific Departmentで、現職のDeputy Directorを勤めておられるおじさん。南アジアのご出身と見え、ほのかなインド訛りが時折り混ざるが、総じて言えば英語は非常に流暢で、アメリカ人のそれよりもむしろ聞きやすいんじゃないかと思うくらい。今日は、これから一学期間の授業のframeworkを整理するということで、マクロ経済学の基礎をざっくり総ざらいしてくださったのだが、生徒(僕を含めて全部で10人)の経済学知識レベルが総じて高いこともあり、授業は非常にテンポよく流れていく。退屈に思う暇もなく、3時間があっという間に過ぎ去った感じであった。授業中のディスカッションをより深く味わうためには、いちいち立ち止まって考えなくても、事象Aと事象Bの因果関係が即座に思い浮かべられるよう(それももちろん英語で)、マクロ経済の基礎を少しく復習しておく方がいいかなとも思った。
  
先生曰く、いかなる国の経済情勢について考える場合であっても、その国における以下の4要件がどのようなっているかを、常に意識しなければいけないとのこと。
  1. Macro Stability
  2. Growth Enhancing Structural Reforms
  3. Politics and Institution
  4. Global Setting
つまりは、これら4つの要件によって、一国の経済の基礎状況が規定されるとうことなのであろう。次週とその次の週で、まずは、今回のfinancial crisisの震源地であるアメリカの状況について見ていくとのことである。
my room, Washington, D.C., Sep 14, 23:07

No comments: