Friday, September 11, 2009

Fall has come.

最近、突如、秋めいてきたワシントン。街ゆく人の中には薄手のコートを羽織って歩く人もちらほら。こちとら、北の果てから来ておりますので、寒の備えは十分過ぎるほど十分であります…と高をくくっていたのだが、ワードローブを見渡して見て、はたと考える。あれ、都会で着れそうなまともな冬服、一着もなくね??
   
秋インターン、一週目終了。今のところ、比較的落ち着いている。否、「絶対的に」と言うべきか。
   
お世話になっている組織のカルチャーというよりは、この国自体のカルチャーによるところが大きいんじゃないかと思うのだが、とにかく自由放任主義。まぁ夏のインターンでも、それなりに放置プレイは食らっていたが、あちらでは、なんというか、他の人の手が回らなくて結果的に放置されていた傾向が強かったのに対して、こちらでは、単に僕が放置されているということではなく、そもそも、組織全体がそういうやり方で回っている、といった印象。もちろん、日本のような大部屋ではなく、「キュービクル」と呼ばれる、二畳ほどの半個室に各人が納まるスタイル。周りから干渉されることのない至ってパーソナルな空間で、住み心地はきわめて快適なのだが、ちょっと静かすぎてたまに寂しい気もする。それぞれ、一長一短あるのだろうが、ともあれ、このあたりの事情は、日米で真逆といっていいほど違う。
 
こういう環境で新人クン・新人サンたちは、どんな風に教育されるんだろうか…なんて考えてみたりもするのだが、おそらく、「新人」が習得することを期待されているスキルからして、日本とアメリカでは全然違うんだろうし、また、終身雇用を前提としないこの国では、「新人教育」なる発想自体があまり強くないのかも知れない。どっちがいいかと言われれば…この点については僕は正直、ビミョーです。日本の社会人一年生が経験する、「雑巾がけ」的御奉公も、自分に関して言えば、あれはあれで、非常に意味があったと、本気でそう思うので。若いうちの苦労は買ってでもするべき!! とまでは言いませんが…。(あ、やっぱり、言いたい。)
  
「最初は無理のないように」との、ご好意からであることは疑うべくもないのだが、正直、ちょっと暇を持て余しているところもあるので、来週以降、ここでの泳ぎ方をいろいろ探ってみようと思う。せっかくなので、自分の所属する部署だけでなく、いろんなところも覗いてみたい。
my room, Washington, D.C., Sep 11, 20:24

1 comment:

若造 said...

今更感があるのですが、こちらの企業風土に対するご意見同感です。もっとも、インターンに対して上司がそういうスタンスであるという面は否定できないのですが、この国の人間関係ってのはどうなってるのか物凄く不思議でした。私がインターンをさせていただいていた組織の場合、4カ月で上司と3回しか顔を合わせなかったという人間もいました。
それから、私は9時頃まで残ってインターンをしていることもありましたが、そうすると誰もいなくなるんですよね。ビルから。一度、インターンなのになぜそんなに遅くまで残ってるのか?とお偉いさんに感心されたこともありましたが。そして、あんなに早く帰宅してアメリカ人の方は何をしているんだろうと毎日思っていました。ウチの上司に関して言えば、毎日クラブに通っていると言う噂がありましたが。30近くにして、凄いバイタリティです。