Friday, September 25, 2009

House Office Building

Breakfast Meeting 第二弾。今朝の会場は、連邦議会下院(House of Representatives)の議員会館。「セキュリティチェックに時間がかかるので、10分は余裕を見て到着してください」とのことだったので、少し早目に行ってみたのだが、いざ行ってみると、アポ先も聞かれないどころか、IDの提示さえ求められない。淡々と手荷物検査だけを済ませて、30秒で終了。・・・・あれ??

議員会館はものすごく巨大な建物で(しかもそれがいくつかある)、どこかの国のそれとはスケールが違う。中に入ったわけではないが、廊下から見てみたところ、各議員の個室も相当大きそう。まぁ、永田町界隈にこれだけの土地を確保することなんて望むべくもないので、比べたところで、仕方ないといえば仕方ない(そもそも僕には関係ない)。

そんな感じで、朝っぱらから社会見学気分で乗り込んでみたわけだが、Meetingの中身はというと、正直言ってあまり面白くはなかった。Aliance to Save Energyという、省エネ関連の分野でお商売をされている方々のlobbying団体(なんだと思う)が定期的に開いている勉強会で、今日のテーマは、“Smart Manufacturing: Modernization to Marketplace”。 具体的に、どんな話を聞けるんだろうと思って行ってみたところ、「生産ラインもwi-fi化してユビキタスな生産管理手法を敷けば、生産工程から発生する無駄は、もっともっと省けまっせ」といったお話。まぁ、確かにそうなんだろうけど、話がいささか専門的すぎて、僕の興味の対象からは外れた(=眠気を誘う)内容だった。

ともあれ、こうやって、わざわざ議員会館で勉強会を開いているということは、(誰でも参加出来るとは言え、)議員スタッフの皆さんをターゲットにしているのは明らか。アメリカのlobbying活動の一端(と言うほど大げさなもんでもないかもしれないが)を垣間見れたという意味では、朝から出かけた甲斐もあったというもの。配られていたパンも、非常に美味しかったし(あまりにおいしかったので、帰りがけにもう一個、いただいてしまった)。

隣の席に座った人が、EIA(Energy Information Administration。DoEの外局)に勤めておられるおじさんで、「ワタシ、日本カラ来マシタ」と自己紹介すると、「IEEJという日本のシンクタンクは非常にイケてるよ」と教えてくれた。日本語では、(財)日本エネルギー経済研究所というらしい。へー、そんなんがあんねや、知らんかった。またひとつ、賢くなりました。
my room, Washington, DC, Sep 25, 21:19

5 comments:

knj said...

エネ研(IEEJ)は、温暖化の中期目標モデルや長期エネルギー需給見通しを計算している日本屈指のシンクタンクですね。中の人もいけてます。

髙林 祐也 said...

へー。そうなんや。metiとの距離感ってどんな感じ?(こんなところでする話じゃないかもしれませんが。笑)

knj said...

メールで(笑)。

blue-ink said...

インターン先の人からもIEE紹介されました。日本はどうもシンクタンクやNGO/NPOの存在感が薄いという話をしていた時だったかな。IGESやNIESにも優秀な人いるよねと言われ、(シンクタンクか?と思いつつ)そう言われてみるとIGESやNIESにどんなリソースがあるのか、意外と知らないな…と思いました。

髙林 祐也 said...

> IGESやNIESにどんなリソースがあるのか、意外と知らないな…と思いました。

確かに…。僕も全然知らんわ。それは確かにもったいないことやなぁ。ちゃんと知っとこ。