何が話されているのか、背景知識をあらかじめ持っているときは、比較的すんなり聴けるのだが、予備知識なしで、ぽこっとnativeの会話に飛び込んだりすると非常に厳しい。意味の取れなかった部分を補うべく、話の前後からの類推を必死に試みるのだが、この「類推」という作業がなかなかの曲者で、それをするときに、ついつい日本語脳の方のスイッチをonにしてしまう。これをやっているうちは、nativeのスピードには、とてもじゃないがついていけない。「類推」も、英語の頭のママでやってしまわないと。
もちろん、nativeの会話に頻出する、「口語的な言い回し」とやらにも引き続き苦しめられている。今日、「へー、そんな風に言うんだぁ」と思ったのは、インターン先での会議の中で飛び出した“I’m totally sold.”という言い回し。“sell”には、「~を良いと思いこませる」「~を強く勧める」といった意味があり、その受身形で 「納得したよ」の意味。一瞬、「ふむ?」と考えて、「たぶんこんな意味だろう」と類推できたものの、そんなことをやっている間(時間にすれば1秒、2秒かも知れないが)にも、会話はどんどん進んでいく。この手の慣用句は、それこそ何度も何度も耳にして、単語レベルに分解しなくても、句全体としてそのまま意味をとれるくらいになってしまうしかないのだろう。道はまだまだ長そうだけど。
my room, Washington, D.C., Sep 15, 24:01
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