Saturday, September 12, 2009

“Don’t Tread on Me.”

40年来の友人と連れだって、大阪より、母来る。今日は一日、母とその友人さんと御一緒に、ワシントンの街を観光してきた。

女三人寄ればかしましい――否、関西のおばさまが寄り合えば、二人でも十分かしましい(笑) 相当程度予想してはいたものの、お二人のエネルギーには終始、圧倒されっぱなし。ともあれ、出国以来、一年と二か月ぶりに母にも会え、非常に楽しい一日であった。
  
お二人は、昨日のお昼前にワシントンに到着し、メジャーどころは、既に昨日のツアーで観光済みとのことだったので、今日は、お二人がまだ回っていない、ややマイナーな観光地(National Cathedral、Georgetown、Washington Monument、それにあと、拙宅)を見て回った。還暦間近(というと怒られるかもしれないが…)のお二人だが、歩き疲れることもなく、存分に楽しんでいただけた様子で、息子としても非常にうれしい。明日朝一の便でボストンに飛び、その後は、ボストン、NYC、ナイアガラと観光して、来週金曜日にNYCから日本に向けて御帰国の予定。NYCにて、もう一度、アテンドさせていただくつもりである。
  
ちなみに今日のWashington市内では、Health Care法案の反対派による大規模な集会が開かれていた。NYTによると、一万人以上が参加していたんだとか。とぐろを巻いた蛇の絵の下に“Don't Tread on Me.”と書かれた、見慣れない黄色い旗を持っている人が多かったのだが、Wikipediaによると、これは、Gadsden flagと呼ばれる旗で、「星条旗が国旗として制定される以前に用いられていた、アメリカ合衆国の最初の国旗の一つ」であり、「独立戦争以降は、愛国心の象徴として、また、時の政府に対する不信の象徴として、用いられてきた」んだとか。
   
Obamaを“socialist”と呼ぶ彼らの政治マインドは、「国民皆保険」の国で生まれ育ってきた我々には、にわかに理解しづらいものである。この国は、一部の日本人が信じているほど、こちこちの「新自由主義」の国ではないが、この国の一部に、日本人の想像を絶する生粋の右派libertarianが生息しているのは、紛れもない事実のようである。
my room, Washington, D.C., Sep 12, 24:20

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