16ページのケーススタディを読んだあと、登場人物になりきって上司への上申書を書こう!というなんとも楽しげな(?)この宿題。おととい、英語を読むのは疲れると書きましたが、書くのはもっと疲れます。読んで、書いて、(昼寝して、お菓子食べて、なんとなく掃除して、)してたら、結局、晩ごはんの時間になってました。(これって英語っていうより、集中力の問題かなぁ…??)
この宿題の設問は、
You then have a challenge. Get her to trust you, but most of all give her what you consider to be your very best feedback, even if it is not what others , including Schall, want to hear.
これはあなたにとっての挑戦です。(←訳がイケてへん…。) 彼女(=新しくやってきた上司=Schallさん)の信用を勝ち取りなさい。ただし、彼女には、あなたの考えうる最善のフィードバックを返しなさい。たとえそれが、他の人(Schallさんも含めて)の聞きたくないことであったとしても。
というもの。なんつったって、"You then have a challenge" ですからね。宿題を出す側も、出される側も、ケースの「世界」に頭の上までどっぷり浸かってないと、こんなアツい言葉には恥ずかしくて耐えられません(笑)
でも、MPAで勉強してると、あんまり違和感感じないのが不思議。そんなもんだよねって空気が漂ってます。
今更言うのも変ですが、MPAでの勉強って、決してアカデミックなゴールを目指してるわけではありません。プロとしてやっていくための、ある種の「読み書き算盤」を習うのが目的(だと、勝手に理解している。)。
統計学と経済学の初歩を学び、公共財政(←日本の財政「学」よりもっと実学より)を押さえ、"democratcy"の意義について一通り議論し、組織管理についての基本理念を覚える…。そうゆうパッケージの一部として「ケーススタディ」がある。つまり、ケースを通じて、「情報収集の仕方」とか、「モノの考え方」とか、あと特に「モノの伝え方」を身に付けろってことなんだろうと思います。だから、恥ずかしがっててはいけないのだ!I then have a challenge なのだ!!
日本では大学院に行ってないので、適当なことは言えませんが、最終的に実社会に出て仕事をするつもりの人にとっては、日本で文系の大学院に行くより、こっちで学ぶ方が、(英語を抜きにして考えても)ダンゼン効率的な気がします(日本で文系の大学院に行ってた人、すいません。別に悪気はないんです。)。でもホントに効率的なのは、個人にとってっていうより、社会にとって、なんですよね。きっと。
一定のポストに就くことを期待されてる人たちがみんな、おんなじ中身のパッケージを身に付けてるっていう状態は、社会にとって、かなり効率がいいはず。たとえば、新入生に、いちいちカミの作り方を教えなくていいわけですよ。「余白はどんくらいにしろ」とか、「改行位置が変だ」とか、「『てにをは』がなってない」とか(?)。中堅以上の皆さん、これは助かる!! でしょ。(←例えがショボい)
国際機関(といっても結局アメリカ人が牛耳っとるわけですが)に勤めようと思うと、最低でもマスターはないと無理、という話をよく聞きますが、これって、「大学院出てるくらいのカシコイ人じゃないとだめよ」ってことではなくて、単に「僕、カミの作り方とか、いちいち教えたくないから、そういうのは教わってから入ってきてよね」ってことなのかなぁと思い始めた今日この頃です。
だからどうってわけではないんですけど…。
my home, Syracuse, Sep 21, 22:04
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