Tuesday, September 9, 2008

Core 2

今日は雨模様の少し肌寒い一日でした。キャンパス内には、早くも冬服を着た人から、未だに短パン、Tシャツ、サンダルの人まで、いろんな格好をしている人がいます。なかなか難しい季節です。

さて、今日も昨日に続いて英語のlistening/readingのお話。新たな発見があったので忘れないうちにメモしておきます。

昨日の記事の中で、「一語一語の単語を拾うことに意識を集中させることは、フレーズ全体の理解には繋がらない」と「確信」したと書きましたが、今日、Van Slike先生の授業を聞いているとき、その「確信」は早くも崩れました。(つまり、寝ました。)

しかし、睡魔との熾烈極まる格闘の中で、不死鳥のごとく、新たなアイデアが思い浮かんできたのです。(書いてて恥ずかしくなってきたのであとは普通に書きます。) どいううアイデアかというと、これまで、「一語一語の単語を拾う」ことと「フレーズの意味を把握する」ことの、どちらに力を入れるべきかで迷いつづけてきましたが(詳しくは昨日の記事を見てください。)、そもそも、その迷い方自体に問題があったんじゃないか、ということ。つまり、「両方を同時にやればいい(やらないといけない)」んだ、ということに気づいたのです。

イメージとしては、頭の中に2人の小人(別に宇宙人でも半魚人でも何でもいいんですが)が住んでいて、一人(小人A)は降ってくる「ブロック(=単語)」をせっせとキャッチし、もう一人の小人(小人B)にどんどん手渡していく。手渡された小人Bは、その「ブロック」を重ね合わせ、意味のある形を作っていく(=フレーズの意味を把握していく)、という感じ。これまでは、小人が2人いることに気づいていなかった(つまり、脳みそは、ひとつの仕事しかできないと考えていた)ので、Aの仕事かBの仕事のどっちに集中しようかと迷っていたわけですが、Aの仕事に集中しようとすると、せっかく「ブロック」を拾い集めても、その手渡し先がなく、10コ前後を拾った時点で重さに耐えきれず圧死(頭と瞼がシャットダウン)してしまう、Bに集中しようとすると、そもそもブロックが手元に集まってこず何の形も作れない(=聞き流しているだけで意味が把握できない)という失敗の繰り返しでした。

もちろん、同時並行で二つの作業を進めることは、今の僕にとって、そんなに簡単ではないですが、自分なりに理解した仕組み(上述の"小人モデル")を意識しながら英語を聞いてみると、意外とできなくもないもんです。以前、日本にいるときに何かの本で読みましたが、人間の脳みそには、「あそび」の部分が結構あるとのこと。脳みその「コア」を二つに分けてフル回転の状態に近づけてあげる方が、睡魔が入り込む余地もなく、むしろリスニングに集中できる気がします。2人の小人の息がばっちりあったときの感覚は、3D(立体視)の絵がきれいに見えたときの感覚に似て、すごく気持ちのいいもんでした。明日からは、その感覚を感じれる時間をどんどん増やしていきたいと思います。

英語のこと以外にも、いろいろ書いきたいことは溜まっているんですが、せっかく掴めたイメージがどこかに飛んで行ってしまわないよう、2日連続でしたが英語について書いてみました。
my home, Syracuse, 23:34

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