9時過ぎにAccra空港に着いた後、ホテルでしばし休憩後、午後は、インターン先とJICAさんへのご挨拶回り。JICAさんでの話し言葉はもちろん日本語だし、インターン先にも日本人の方がいらしゃったりして、意外にも、ガーナ初日は、日本語を多用する一日だった。
約一日過ごしてみてのガーナの印象は、「『なんじゃこれっ!!』というほどではない」ということ。3年前の夏休みにインドを旅行した時に感じたカルチャーショックに比べれば、少なくとも第一印象のインパクトは、それほど強くはなかった。
いま、この文書を書きながら思いついた仮説だが、僕ら(=日本人、或いはもう少し広くいうと、西洋文明に属する先進地域の中で生まれ育った人たち)が、その域外の国を訪れたときに感じるインパクト(「アウェイ感」と言い換えてもいいと思う)の強さは、その国の経済的発展度合いよりもむしろ、その国に固有の文化の強さで決まってくるんじゃないかと思う。インド然り、中国然り、メキシコ然り。経済的な発展度合いで言えば、これらの国々は、ガーナよりもはるかに発展していて、日本やアメリカの水準により近いところにいるわけだが、訪れたときに感じた「アウェイ感」は、今日、ガーナに対して感じたものよりも、ずっと強かった気がする。
もちろん、ガーナでも、田舎に行けばどうなのかはわからないが、少なくとも首都Accraに関して言えば、アメリカから逆流してくるAfrican American Cultureの波がそれなりに強く影響しているせいか、カルチャー面でのショックは、今日一日、良くも悪くも、あんまり感じなかった。
こちらの方は、社会的なポジションにかかわらず、基本的に誰でも英語を話せるみたい。独特のイントネーションがあるので、hearing面では、慣れるのにしばらく時間がかかりそうだが…。ただspaking面でいうと、逆に、「まとも」な英語を話さねばというプレッシャーがアメリカよりも少ない分(←今日初めて気付いたが、アメリカにいるときは、この手のプレッシャーを知らないうちに感じていたらしい)、むしろ自然に話せるかも、という気がする。
ガーナ人の人柄については、(もちろん、あくまで第一印象だが、)いろんな人から聞いてきた通り、確かに、温厚かつ快活な人が多そう。少なくとも、レストランなどで、こちらの英語を理解できなかったときに店員さんから向けられる露骨な嫌な顔がないだけでも、アメリカより快適(笑) 窃盗・ひったくりなど、「物盗り」系の犯罪はそれなりにあるみたいだし、ストリートを歩けば、何かを買わせようと寄ってくる人もたくさんいるので(とはいえ、インドに比べれば十分の一以下)、もちろん油断はできないが、その辺に十分注意して過ごせば、この二ヶ月間、それなりに楽しめそうだなぁという印象を持ったガーナ初日の一日だった。(下は、Accra空港に到着した時の様子。"Akwaaba"="Welcome")
Central Hotel, Accra, Ghana, May 29, 23:46
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