Tuesday, February 2, 2010

"What the world must do to sustain its convalescence"

Martin WolfによるDavos会議の総括 from FTweb。ちなみに、“convalescence”は、「(病後の)回復期」(らしい by 英辞郎)。
要約すると、
世界は、幸いにも、金融危機後の最悪期を脱することに成功した。今年は、金融政策と財政政策の“出口(exit)”の模索が課題となるだろう。早すぎても、遅すぎてもいけない難しい問題である。
しかし、“出口”の問題は、当面の課題であるにすぎない。その先には、金融部門の改革(financial sector reform)と需要不均衡の調整(durable rebalancing of demand in the world economy)という、より困難な二つの長期的課題が待ち構えている。
特に難しいのは、不均衡調整の方。世界が危機の只中にあった昨年は、各国間の協調(co-operate)が目覚ましいほど機能したが、政治状況が通常状態に戻るにつれて、そういった国際協調は、今後、ますます難しくなっていく。危機直後は、グローバル経済を救わなければならないという緊張感が、ローカルな政治的事情を押さえこんだが、この先は、「(各国の)政治状況の通常化が進む中での(世界経済の)回復期治療(convalescence and the associated return to politics as usual.)」という難しい課題に向き合わなければならない。
もしそれがうまくいかなかったら、世界経済と世界の協調は破綻を迎えることになるだろう。それが、今年のDavos会議から得た私の教訓である。(“If it is not, the global economy and global co-operation might yet founder. This is my principal lesson from Davos.”)
との由。
my room, Syracuse, Feb 2, 21:34

No comments: