Thursday, February 4, 2010

community service

少し遅くまで学校に残って勉強をして、11時過ぎに帰ってみたら、普段は10時前には寝ているはずの大家氏が、携帯電話で誰かと話をしていた。話し終わった大家氏曰く、「これからUniversity Hospital(Syracuse市内にある大きな病院の一つ)に行って来る」との由。理由を聞くに――そりゃまぁ聞きますわな、こんな時間ですから――、とあるおじいさんが、いままさに、息を引き取ろうとされていて、その奥さんが一人では持ち堪えられそうにないので、その精神的サポートをしに行くんだとのこと。

話しぶりから察するに、そのご夫婦とうちの大家氏とは、特に面識はなさそうな様子。そこの病院で、ときどきボランティアをしているという話は前にも大家氏から聞いていたのだが、ボランティアでそんなことまでやるんだと、正直、少し驚いた。

この国の人たちは、「政府」なる存在をあんまり信用しないというだけあって、たまに、僕なんかからするとビックリするような“助け合い精神”――なんて言い方しちゃうとひどく安っぽいですけど――を発揮する。まぁもちろん、みんながみんな、そうだという訳ではないにしても。

このvolunteerismと、彼ら一流のcapitalismは、どうやって結合しているのだろうか、なんてことも考えてみたり。一見、相容れないように見える、二つの“-ism”は、「アメリカ的liberty観」という、共通の思想的土台によって結び付けられているのです――なんて説明になるのだろうか。

あ、豆撒くの忘れた…。
my room, Syracuse, Feb 3, 24:07

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