Saturday, October 10, 2009

PMF

ハナキンということで(時代錯誤も甚だしい…)、アメリカ人の同級生二人(うち一人はナイジェリアとの二重国籍)と、ガーナ料理を食べに行ってきた。ガーナ料理と言っても、エチオピア料理なんかでよくあるような、アメリカ風にアレンジされた、ちょっとこぎれいなお店だろうと思って行ってみたのだが、いざお店に入ってみると、「ここはOsuの裏通りか何かですか!?」(←わかる人にしかわかりません)と言いたくなるような、ガーナ度100%の空間が広がっていて、思いがけず懐かしさを噛み締めると同時に、ワシントンにもこんな空間があったのかと、些か驚愕させられた。ちなみに場所はこちら。NPRの裏手です。(あまりないと思いますが)もしご興味あれば、ぜひ。

それはさておき、ガーナ料理を囲んでの会話の中で、ひとつ、興味深かったのは、「PMF」についてのお話。
   
PMF? なんじゃらほい?? ―― というわけで、PMF話で盛り上がる二人の会話を遮って、「なんじゃらほい??」と聞いてみたところによると、PMFは、Presidential Management Fellows Programの略で、なんでも、優秀な学生を、民間サイドに根こそぎ持っていかれてしまわないよう、給与・研修等の面でそれなりの待遇を用意し、大学院出たての学生を連邦政府の方に惹きつけるためのプログラムなんだそうだ。詳しくは聞き取れなかったのだが、イメージとしては、国際機関のJPOに近いイメージではないかと思う。二人して、いろいろ詳しく説明してはくれたのだが、如何せん、細かいところは聞き取れなかったので、以下、Wikipediaより情報収集。

Wiki曰く、この制度は、大学院を出たての新人に対し、二年間の奨学金を支給するprestigiousな制度であり(“a prestigious two year paid government fellowship sponsored by the Office of Personnel Management (OPM) for recent graduate students who seek a two year fellowship in a United States government agency.”)、この制度の下で二年間の勤務(インターン?)を終了した者は、連邦政府内の正式な職に就くことがきでる資格を得る(“After the second year, they are eligible for conversion to career or career-conditional status...”)んだとか。連邦政府でキャリアを築いていこうと考えている若者にとってのいわゆる“fast track”的な制度なのだろう。今日の二人は、二人とも、このプログラムに出願すると言っていたが、かなりの難関らしく、あまり自信はないといったようなことも言っていた。

別に、他人の芝生を覗き見して、羨むわけでもないのだが(ないとも言いきれないが)、以下、Wikipediaからの抜粋を。
Training has always been considered a fundamental part of the PMF Program. Hiring agencies are responsible for ensuring that Fellows receive at least 80 hours of formal classroom training each year of the fellowship.
Each Fellow should create an Individual Development Plan (IDP). The IDP is an important part of the 2-year fellowship. The IDP process helps to make the fellowship a positive experience for both the agency and the Fellow. Each PMF is required to develop an IDP with assistance from his or her supervisor. The IDP must contain specific descriptions of assignments and learning objectives, and incorporate other elements of the program such as rotations, career development group participation, and training events.
日本とアメリカでは、雇用形態が、そもそもまるっきし違っているので、ここだけ比較してみても仕方がないわけであるが、なかなか興味深いプログラムではあるように思う。
my room, Washington, DC, Oct 9, 24:46

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