Thursday, October 15, 2009

Late USA goal breaks hearts

インターン先のサッカーフリークの皆さんと、W杯予選を観に行ってきました。北中米予選最終戦。アメリカは、先週末のaway gameでHondurasに勝って、既に南ア行きを決めています。対するCosta Ricaは、この試合に勝てば、自動的に3位以内=W杯本戦進出を確保。引き分けか負けだと、暫定4位のHondurasの結果次第となり、Hondurasに上に行かれた場合は、南米予選5位のUruguayとのplay offへ。というわけで、アメリカにとっては単なる消化試合、Costa Ricaにとってはめちゃめちゃ重要と、両チームにとって好対照な意味を持つ一戦でした。


(RFKスタジアム。もともと野球場なので,ピッチと観客席の配置が札幌ドーム的。)

そんなわけで、モチベーションに勝るCosta Ricaが普通に勝つんじゃないかと思っていたら、案の定、我が(??)USAは、前半だけであっさりと2点を献上。「カウンター命」のアメリカは、その後、Costa Ricaにびっちり守りを固められ(Costa Rica陣内で常に10人がプレイしている状態)、ほとんど決定機を作れないまま、後半も残り15分あたりまで粛々と進んでいきます。

なんとなくスタジアムがざわついてきたのはその頃。Costa Ricaのあからさまな時間稼ぎに、それでなくとも鬱憤溜まりまくりだったUSAサポーターがヒートアップ。ブーイングの声が高まるにつれ、ピッチ上でもラフなプレイが目立ち始め、なんとなく、不穏な空気がスタジアムを包み始めます。これが国際試合の雰囲気か…と他人事のように感心する僕(まぁ、実際、他人事ですから)。

そんな中、後半27分に、アメリカが一つ目のゴールをget。しかし、その数分後には、アメリカ代表DFの一人が負傷退場。交代枠を使い切っていたアメリカは以降、10人での戦いを強いられます。

そんなわけで、一点を返されたとはいえ、その後も普通に淡々とやっていれば、Costa Ricaは、逃げ切れたんじゃないかと思うのですが、彼らが執拗な遅延行為(よくわからんタイミングで倒れる→Costa Ricaの救急隊出動→ピエロ並みの滑稽さでピッチ上に道具箱をひっくり返すetc.)を繰り返しているうち、だんだんアメリカに火が点いてきちゃったんですね。関係ないはずの僕まで、いつの間にか、アメリカ人と一緒になって熱くなっていました…(笑)

で、ロスタイムを5分もとられ(この件でも、Costa Ricaベンチと第四の審判は何やら揉めていましたが…)、本当に最後の最後、あと、1プレイか2プレイというところで、アメリカがコーナーキックを獲得。そのこぼれ球を頭で押し込まれ、同点。直後に試合終了。Costa Rica、万事休す。アメリカ人、勝ったかのような大騒ぎ。打ち上げ花火も発射!!

まぁ僕的にも、「今日はアメリカを応援するぞ」と思ってきていたので、(さらに、度重なるCosta Ricaの時間稼ぎに結構いらいら来ていたこともあり…)勝利の瞬間はめちゃくちゃ嬉しかったわけですが、次の瞬間、目の前で起こった光景が、あまりにも、93年のあの光景とかぶってしまい、いささか、複雑な気持ちに…。実際、ピッチに崩れ落ちている選手や、涙目になっているCosta Ricaサポーターも結構いました。。

変な時間稼ぎとかせず、フェアに粛々とやっていれば、アメリカもそこまで本気にならなないまま、2-0か2-1で終わってたんじゃないかという気がしてしまうのですが、そうとはわかっていても、こうならざるを得ないのが、大一番の国際試合というものなのかも知れません。そんなに期待していなかっただけに、思いもよらず、めちゃくちゃ熱い試合を観させてもらえて、大満足の一夜でした。

帰り道、上司(女の人。結構いい年。サッカー経験者)、狂喜乱舞の止むところを知らず。行動が完全に高校生レベル。どっかから拾ってきた細長い風船(両手に持ってパコパコ鳴らすやつ)で、電柱やガードレールをぱしぱしたたきながら、僕にはとても聞き取れない早さの英語で、超ご機嫌に(まぁ、普段からハイテンションなんですが…)何やらまくしたててらっしゃいました(笑)
my room, Washington DC, Oct 14, 27:18

【追伸】 結局、Hondurasが昨日の試合に勝ち、Costa Ricaは、11/14に行われるUruguayとのplay offに回ることに…。

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