Thursday, October 8, 2009

cavalry

僕が毎日通っているインターン先の隣のビルには、軍関係のオフィスが入っている。普段は、真面目に気に留めたこともないので、具体的に、何を扱っている事務所なのかは知らないのだが、立地(=オフィス街のど真ん中)と、その至って無防備な門構え(普通のオフィスビルと完全に同じ)から言って、たぶん、基地とか弾薬庫とか司令部とかそういう類のものではなく(当たり前)、リクルートのためのオフィスか、はたまた、退役軍人関係の窓口か何かじゃないかと勝手に推測している。
   
今朝、いつもどおり、オフィス街をてくてく歩いて自分のオフィスに向かっている途中、その、お隣の軍オフィスの外壁に、赤いペンキがぶちまけられているのを発見。イスタンブールの暴動騒ぎを見て自分もやりたくなったのか何なのか知らないが、昨晩のうちに、誰かがやらかしたものらしい。ペンキが付着した部分を取り囲むように、歩道の上には、パイロンが並べられ、小さな「立入禁止ゾーン」が設定されている。事務所のスタッフと思しき人が二人ほど、その周りに立っておられた。
    
お昼休み、「ペンキ事件」のことなんてすっかり忘れて、お昼ごはんを買いに出ようとすると、ビルの前の通りに、かなりの数のパトカーと白バイ(アメリカのは白くないけど)が集結してる。なんだなんだと思ってみたら、どうやら、その「ペンキ事件」の関係で出動してきているらしい(それ以外に理由が見当たらない)。

夕方、オフィスを出ると、警官の数は更に増え、問題の「壁」の前には、白バイ隊の皆さんが、互いに密着しながら横一線に並んで、バイクの「バリケード」を築いている。しかも驚いたことには、騎馬警察まで出動。人数と言い、車両(+馬)数と言い、東京なんかではなかなかお目にかかれないような相当の警備体制である。と言いつつ、眼前に敵がいるわけでも、VIPをお守りしているわけでもないので、彼らを包む空気は平和そのもの。ちょうど僕が横を通り過ぎようとしたときには、バイク隊の警官さんが、物珍しそうに、騎馬隊の馬の鼻筋をなでなでしていた。

結論。Washington市警は、人員を持て余しているらしい…(苦笑)
my room, Washington, DC, Oct 7, 24:25

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