Thursday, October 22, 2009

Forest or Trees

世の中には、何かものを考えるときに、マクロ的な視点から入る人と、ミクロ的な視点から入る人がいる。僕がどちらのタイプかという話はさておき、両方のタイプとも、世の中になくてはならない存在だと思う。本当にそう思う。

ここで、横軸にミクロ‐マクロの度合いをとり、縦軸に人口分布をとれば、どんなグラフが立ち上がるか。当然ながら、中央が盛り上がった正規分布を描く……わけはなく、「M字」型を描くんじゃないかという気がする。

冷めたことを言うようだが、「M」の字の二つの山のてっぺん辺りにいる人たち(あるいは、その、さらに外側にいる人たち)は、往々にして、自分がいるのとは違う方の山のてっぺんにいる人たちの言っていることを、「それも大切なことだよね」と思ったとしても、本当の本当の本当の腹の底では、「そうはいってもさ…」と思って見ているのではないだろうか。しかも、両者の間を取り持つはずのM字の「谷」の住民の数は、世の中全体からしてみれば、圧倒的に少ない(のではないかという気がする)。
  
どっちの山の上の人たちも、それぞれに、「世の中を良くしたい」とは思っているのだが…。

世の中、なかなか難しい。。
my room, Washington DC, Oct 22, 23:51

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