Friday, July 17, 2009

Ghana, as No.1

今日は、このプロジェクトの関係のワークショップがあり、それに参加するために、セネガルにある、うちの組織のアフリカ総括オフィスから、フランス人のおじさんがAccraにやって来ていた。常日頃からアフリカ中を飛び回っている彼だが、ガーナに来たのは初めてとのこと。そんな彼と車で一緒に移動した時、窓の外を眺めながら「他の西アフリカの国とは全然違う。南アか、アメリカのようだ」と言っていたのが印象的だった。「アメリカのよう」というのはちょっと言い過ぎのような気はするが(笑)、ともあれ、周辺国に比べ、ガーナがダントツに発展しているというのは紛れもない事実なのだろう。

前回のエントリーでは、酷評させていただいた本プロジェクトだが、今日のワークショップでは、多少なりともリアリスティックな方向への修正意見もちらほら。そんな様子を見ながら、「なるほど、開発プロジェクトってのは、こうやって進んでいくんですね」と、僕の中でも、いちおう、納得ができたような、できなかったような…。(どっちやねん)
  
ワークショップ終了後のフランス人おじさんのコメント:「excellent。私が担当している案件の中で、この案件が間違いなく一番うまくいっている。他の国とは比べ物にならない!!」 
  
もちろん、ガーナ側スタッフへのねぎらいの意味もあるのだろうが、彼の言い方から察するに、本音の部分も大きかっんじゃないかと思う。他の国のケースでは、カントリーレベルのワークチームが機能せず、彼自らプロジェクト案を書きおこす、なんてケースも少なくないんだとか。このあいだは酷評してしまったこのプロジェクトだが、プロジェクトの案を、地元の人が自律的にまとめられるというだけでも、ガーナはやはり、すごい国なのかも。
  
そんなフランス人おじさんが、仕事中にちらっと漏らした、こんな言葉が胸に響いた。“I’m pessimistic, but active.” 僕自身、「こうありたい」とぼんやり思っていたことを、きわめて簡潔に、言葉にしてくれた感じ。この言葉、僕もどこかで使わせてもらおうと思う(笑)
my room, Accra, Ghana, July 17, 23:45

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