Sunday, June 21, 2009

expectation for 2010

開催国にとって、単なるスポーツイベント以上の「歴史的転換点」となった大会がある。1964年の東京五輪然り、1988年のソウル五輪然り。去年の北京五輪もそういった大会の一つに数えられるのだろう。
 
しかし、2010年のW杯は、南アフリカという国にとって、それらに勝るとも劣らない、歴史的転換点になるのではないだろうか。コンフェデ ブラジル-イタリア戦の中継を観ながら、そんなふうに感じた。
  
プレイの合間に映る観客達が、目の前で行われている試合を、本当に心から楽しんでいる様子が画面を通して伝わってくる。単に愛国的に自国のチームを応援するわけでもなく、自分達の国で、世界レベルの試合が行われているという事実に感動し、素直に喜び、楽しんでいる様子。
  
一年後、彼らの国にやってくるW杯は、コンフェデの何倍もの喜びと感動をもたらすことになるだろう。それが、白人やエリート層だけでなく、南アの人たちみんなの「自信」につながれば、南アという国にとって、来年のW杯は、文字通り「歴史的転換点」といえるイベントになるんじゃないかと思う。
  
それにしてもブラジルは強い。3-0の圧勝。イタリア相手に3点を稼いだFWもさることながら、DFの堅さを評価すべきだと思う。イタリアは、ブラジルゴールのペナルティエリア内でほとんど仕事をさせてもらえず。終始、単調にセンタリングとロングシュートを蹴り込むだけで、チャンスらしいチャンスを作ることができなかった。
my room, Accra, Ghana, June 21, 20:44

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