Saturday, June 6, 2009

Construction Boom

【AM】 
昨晩、友人宅のパーティに出かけていた主夫妻(←何時に帰ってきたのか知らない。少なくとも1時以降)は、お昼頃まで惰眠を決め込んでいらっしゃる御様子。というわけで、一人起き出して、洗濯を始める。昔懐かしの二槽式 、かつ、自動すすぎ機能なし ⇒ 10分ごとに洗濯機に呼び出される(←正確にいうと、呼びだしてさえくれない。自分からすごすご寄っていく)。
  
一週間分の洗濯物が溜まっていたので、大きくもない洗濯槽には一回では納まりきらず。二回に分けて洗濯したら、それだけで午前中が終わってしまった。しかし、時間に余裕があるというのは素晴らしいもので、そんな、まどろっこしいプロセスも、特に「面倒くさい」とか「まどろっこしい」とは感じずに楽しめる。時間的な意味で、こんなに気持ちに余裕があるのはいつぶりだろうか…(えーっと、たぶん7年ぶりくらい??)
  
主曰く、このマンションの他の部屋の人たちは、乾燥機を使うか、お手伝いさんを使うかしているらしいが、主夫妻は、自分たちで(正確には、専業主夫の旦那氏が)洗濯物を干している。というわけで、必然的に僕もそのポリシーに従うことに。とはいえ、約一年ぶりの洗濯物干しは、これはこれで楽しい。アメリカの人たちも乾燥機なんて使わずに、戸外に干せば気持ちいいのにと思う。何かの記事に、「アメリカでは、外に洗濯物を干す=乾燥機を買えないと思われる=貧乏人だと思われる ので、みんな乾燥機を使う」と書いてあったのを思い出した(そういえば、六本木ヒルズのレジデンツもベランダに洗濯物を干すのは禁止らしい)。

【PM】
お昼過ぎに起きてきた主夫妻は、二人でどこかへお出かけ。僕はケーブルテレビのチャンネルを回して、サッカー日本代表のW杯予選を探すも、案の定見つからず。というわけで、諦めてスーパーに買い物に行くことに。

片道15分の道をとことこ歩く。30秒ごとにタクシーが寄ってくるが、気にせず歩く。

Accraはちょっとした建設ラッシュ。主に外国人向けと思われる高級マンションが、「そこかしこに」というほどではないが、「ところどころで」建てられている。右の写真は建設中のマンションの様子。おとといのカナダ大使館パーティの席で、超いい加減そうなアメリカ人の兄ちゃんから聞いた話によると、こういった建設案件では、いわゆる「サブコン」の位置を中国系企業が占めることが多いらしく、彼らは、昼夜分かたずに仕事して、バンバン建物を造っていくらしい。

いろいろと聞いてみたところでは、当地の高級マンションの賃貸料は、日本と同じかそれ以上。$2,000/月もざらだとか。そんなに広い部屋は要りませんと言っても、セキュリティの問題なんかで、結局、外国人の皆さんは、それなりのレベルの部屋を借りざるを得ないらしい。となると、Accraのレントが値崩れすることは当分なさそうで、そう考えると、いまAccraでマンションを建てるというのは、多少(?)のリスクさえとれれば、かなり効率のいい投資なのかもしれない。素人ながら、直観的には、まだ「バブル」というほどの建設ラッシュではないと思う。左の写真は、そんな高級マンションの一つの広告看板。
  
職業柄、先週から少し気になっているのが、この街のごみ処理事情。何人かに話を聞いてみたところでは、いちおう「ゴミ処理場」ということになっている土地がところどころにあるらしい。誰がどんな権限で指定したのかは不明だし(ていうかたぶん誰も指定とかしてない)、地下への浸透防止の処理がなされているはずもない。が、そういう「ゴミ処理場」まで運んで行って捨てるケースはまだマシなんだとか。多くの場合、地元の人たちの生活ゴミは、そこら辺の空き地に捨てられているらしい。
   
たぶん、昔はそれでも回っていたんだろうが、ゴミの量も増え、その中にプラスチックもたくさん含まれるようになった今では、そんな方法は、sustainableなはずもなく。。。我が家からスーパーに続く道沿いの側溝にも、ご覧の通りプラスチック系のゴミが散乱。幸か不幸かblogでは伝えられないが、異臭もかなりひどかった。
   
こういうのをどうにかしないと…、と思うのは、先進国から来た人間の趣味的発想なんであって、現地の人からしてみれば、まずは衣食住を足りさせろ、ということなのかも知れない。しかし、Accraくらいの街にもなれば、そろそろゴミのことも考え始めていいんじゃないかという気もする。結局のところは、この国の人たち次第なんだけど。
  
15分の散歩後、スーパーに到着。一週間分の食材を買い込んだ帰りはタクシーに乗ることに。口々に「你好」「你好」と言って近づいてくる運ちゃんたちに、いろんな意味でムカつきつつ、独り「你好」とは言わずに近寄ってきた運ちゃんのタクシーに乗る。

【夕方】
帰宅後、Yahoo! Japanをチェック。W杯本戦出場決定、おめでとうございます。
my room, Accra, Ghana, June 6, 20:04 

2 comments:

Anonymous said...

From Junko B to baya-san,
ガーナでのインターン(+生活)を楽しんでいる様子が伝わってきてうれしいです。ゴミ処理場、政府の予算で?(援助で?)何とかした方が良いかも・・・とけっこう真剣に思いました。
そして、私の研究科は某国の出身者が多いため、某国の言葉で必死に話しかけられることが多いです・・・さらにラウンジでは、英語、ハングル、ベトナム語、フランス語が飛び交うため、日本にいながらちょっぴり肩身が狭い?です!

髙林 祐也 said...

たぶん、ゴミ処理場だけ作ってみても、「そこらへんに捨ててもいいじゃん」って感覚が変わらない限り、残念ながら、根本的な解決にはならないんだよねぇ。ゴミ処理の問題に限らず、そういう、「根っこから変えないといけない」ところが、開発の難しさなのかなぁと、最近思っています。箱モノをどかっと造っちゃうのは、比較的簡単なんだろうけど。といいつつ、この街のごみの問題がどうにかならないもんか、もうちょっと真面目に考えてみます。またときどきコメントくださいな。