Thursday, October 16, 2008

Keep "Japanese" out from...

今日も朝からバタバタでしたが、Statisticsの宿題を夕方に提出して、ちょっと一息。久々にまともなものを食べたくなったので、自分でカレー作って食べてみました。ご機嫌です。

書きたいことがいっぱいたまってきたので、今日はひとつひとつは短めの小ネタ集でお送りします(予定。結局長くなるかも。)。

1.Congressional Forum
まずは昨日、時間切れで書けなかったネタから。闇に葬らずに済みました(笑)
昨日の午後、11月選挙の立候補者の討論会に行ってきました。と言っても、「生オバマを見てきたぜ!!!」という話ではなく…、シラキュース地区選出の下院議員候補さんたちの討論会。とはいえ、地元TVのカメラも入る(生放送されていたみたいです)いちおう、ちゃんとした討論会の雰囲気を味わってきました。
大統領選が行われる11月4日には、上院・下院の選挙も併せて行われます。上院議員(Senator)は各州2人ずつですが、下院議員(Representative)は人口に応じて区分けされた小選挙区から一人ずつ選出されるので、シラキュース(厳密に言うと、周りの2郡を合わせた3郡)からも、一人、議員が選出されるというわけ。 民主党、共和党、無所属の3名の候補が立候補しているそうです。
討論会の中身はというと、皆さん超早口な上に超英語なので(←当たり前)、まったくもって聞き取れませんでしたが(←無意味に逆ギレ)、かろうじてわかったのは討論会の進め方(←そりゃわかるだろ。)。1時間半の番組を30分ずつのパートに区切り、各パートで、司会の人が、各議員に同じ質問を聞いていきます。「bailoutはどう思う?」、「イラクからは即時撤退すべき?」、「シラキュースの経済、どうやって盛り上げる?」などなど。その間、残りの2人は別室で待機させられてて、質問内容や他の候補の答えを聞くことはできません。
このシステムが良いなと思ったのは、ディベートのようにやたら相手の攻撃に走ることもなく、一方で、某国公共放送の政見放送みたく、気持悪ーい(失礼!)ナルシスティックな時間がただただ流れるわけでもなく、理知的なしっかりとした議論が聞けるということ。バカは速効ばれると思います。
一緒に聞いてたアメリカ人曰く、「民主党候補と共和党候補の言ってることがほとんど同じでビックリした」とのこと。まぁそんなんですかね。そこんところは、僕の耳では聞き取れなかったですけど(悔)。小ネタ1終わり。

2.Climate Change (3回目)
Climate Changeをテーマにした学部横断リレー講義の3回目に行ってきました。今回の講義は、Law SchoolのDavid Dreisen先生による「気候変動と法律」。内容は、UNFCCCとKyoto Protocolを中心とした基本的なものでしたが、その中で面白かった点をいくつか。

  • 1時間半の講義中、「日本」への言及は一度もなし(EU、BRICsへの言及は数知れず。)。哀しいと言えば哀しいが、逆に言えば「排出大国」という認識もなされていない(=国内で日本人が思っているほど、環境面で悪いイメージは持たれていない)ということ → もっとうまくに外向きの宣伝をやれば、「ニュートラルな国」から「環境に良い国」にイメージを転化できるのでは?
  • アメリカで、「十分な温室効果ガス排出削減措置を取らずに製造された製品」への輸入時課税が検討されていることに言及。「①enforcementが大変ではないか。クリーンか、クリーンでないかはどういった基準で判断されるのか。②日常必需品が値上がりすることに、国民からの支持は得られのか。」と2点質問したところ、①については、「非常に難しいが、"still"技術的な問題」。やや流され気味。面白かったのは②に対する答え。先生曰く「賛成は得られる。なぜなら多くの国民の懸念は、物価の高騰以上に、雇用を途上国に奪われることに向けられているから」とのこと。なるほど。納得。
  • 講義を通し、「国際法はenforcementを如何にうまく行うかがポイントだ」と繰り返し主張。その中で、CDMに関するところでは、「enforcementの観点からはcirtification(認証)が非常に重要なプロセスであるが、これを各国政府にゆだねると、あまりに行政コストがかかりすぎるので、cirtification業務をprivatize(民営化)するという制度設計がなされた」と説明。"privatize"という捉え方がやや新鮮。

すいません。エコ系以外の皆さんには、マニアックすぎるお話でしたね。次、行きましょう。

3.Keep "Japanese" out from...
最後に今日のタイトルのお話。「"Japanese"を締め出せ」と、若干強烈なことを書いてみましたが、ここで言いたい"Japanese"は、「日本人」じゃなくて「日本語」の方。どこから締め出すかというと、my brainから。
今日の午前中の授業(Statics。まるで頭に入らず…)と、午後のClimate Changeの講義(それなりに理解できた)を比べてみて思ったのは、僕の(みんなの?)頭の中には、「日本語脳」「英語脳」があって、①日本語脳だけが活動している状態、②両方が活動している状態、③英語脳だけが活動している状態 があるんじゃないか、ということ。
①は普通に日本を使ってる状態。英語はほとんど「音」としてしか認識されません。②は英語をがんばって聞こうとしてるんだけど、同時に日本語脳にもスイッチが入ってしまっている状態。この状態だと、どうしても日本語脳の方が勝ってしまって、英語に集中しようとすればするほど、日本語脳が暇を持て余す→遊びだす→妄想に走る→眠くなる→おやすみなさい…、ということになりがち。というわけで、うまく英語が聞けるのは、日本語脳が完全に脳みそからkeep outされている③の状態のときではないかと。
問題は、どうやって日本語脳を締め出すか。友達と(英語)でしゃべってるときや、今日みたいにすごく興味のある授業を聞いているときは、ある種の興奮状態に入って、特に意識しなくても自然と③の状態が実現します(スポーツで、うまく試合に入りこめたときに、余分な力が抜けて、練習の時以上のパフォーマンスが発揮できるというのと似ていると思います。)でも、そんな楽しい話ばっかり聞けるわけではないので、そこまで興味が湧かない話ででも自分の脳みそを③の状態に持ってくためにはどうすればいいのか、これが次なる課題です。要は、普段から極力英語で考え、英語でアウトプットする癖をつけることだと思うんですが。

なんだかんだいって、結局ながなが書いちゃいました。今日はこのあと、昨日のPresidential Debateを聞きます。(松坂、打ち込まれちゃいましたねぇ…。大リーグの話ですけど。)

my home, Syracuse, Oct 16, 22:18


2 comments:

Anonymous said...

やっぱり日本語でブログ書くのをやめるしかないんじゃないですか(笑)…日本人のいない学部にいて中国人と暮らしていても毎日日本語でネットするため、日本語が遠くなった気がしません。。まずいなー…

髙林 祐也 said...

一回だけ英語で書いてんけど、その後、日本語が続いちゃってますね…。まぁ、ブログは日本語でいいかな、と思いつつ。。