久々にCarbon financeのサイトを見てみたら、cap-and-tradeを盛り込んだ The American Clean Energy and Security Act of 2009法案 が、3/31日に国会に提出されたというニュースが出ていた。提案者は、Henry Waxman(カリフォルニア選出民主党下院議員)とEd Markey(マサチューセッツ州選出民主党下院議員)。その記事のタイトル("Waxman-Markey bill welcomed by US market")を、このエントリーのタイトルにそのまま援用させてもらったが、ここでいうところの"US market"は、株価市場のことではなくて、RGGI(Regional Greenhouse Gas Initiative。東部諸州が自主的に行っているcap-and-trade制度)の排出権取引市場のこと。なので、この表題の付け方は、ちょっと吹かし過ぎだと思うが…(苦笑)
記事には、法案の中身についても、さらっと書かれているが、そこまで書いている時間はないので(←言い訳です)、詳しくは記事を読んでいただくとして、ここには、スケジュール感だけ書いておく。
同記事によると、法案は、提案者の一人であるMarkey議員が議長を務めるエネルギー・環境小委員会(the House subcommittee on energy and environment)で承認された後、もう一人の提案者であるWaxman議員が議長を務めるエネルギー・商業委員会(the House energy and commerce committee)に送られるとのこと。Waxmanさんは、「5/25までに自分の委員会を通過させる」と意気込んでいるらしい。で、最終的に、いつ法律として成立するかだが、同記事によると、気候変動問題専門シンクタンクPew Center(←その分野では超有名)のRoyさん曰く、
“be surprised if it became law this year”, but that it may not be necessary for a climate change law to be passed by both the House and the Senate for Presidentとのこと。現実的な線では、今年12月のコペンハーゲン(というのは、次回の気候変動枠組条約締約国会議のことだが)の前までに下院を通せるかどうかが一つの試金石、ということのようだ。
Barack Obama “to engage” in the Copenhagen talks. “Getting a bill through the
House [before December] gives Obama an idea of what’s on the table,”
Maxwell School, Syracuse, Apr 6, 26:23
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