さて、本題に入る前に、気になったニュースを一つ。web版Voice of Americaの昨日付けの記事によると、ガソリン価格の下落と景気低迷の影響を受け、先月(2008年12月)のアメリカでのプリウスの月間販売台数が、前年同月比45%下落したそうです。トヨタの発表によると、2007年一年間の北米での販売台数は18万3800台。これを単純に12で割ると月平均1万5000台強。その45%ですから、ざっと言って(ホントはカナダの分を除いたりしないといけませんが)6000~8000台のオーダーで、販売が落ちたということのようです。もちろん、景気低迷の影響もあるんでしょうが、トヨタ全体では37%の売上下落にとどまったそうなので、プリウスについてのそれ以上の落ち込み(単純に引き算すると8%分)は、基本的に、ガソリン価格の下落が原因と見ていいんじゃないかと思います。
このニュースを見ながら思ったんですが、各月に販売された全自動車の燃費の平均値を算出して、その値の、ガソリン価格に対する弾力性を弾いてみたら、面白いんじゃないかと。何となく、上方弾力性よりも下方弾力性の方が大きい(=ガソリン価格が上がってもすぐに低燃費車の売上げが伸びるわけではないが、ガソリン価格が下がったら低燃費車の売上げはすぐに落ちる)ような気はしますが。まぁ、もしかしたら、こんなこと、とっくの昔に誰かが計算済みかも知れませんね。
さて、ここからが本題。昨日の続きで、今日はMPAの2つの授業について、見通しを立ててみようと思います。
〇 Quantitative Analysis 【火木午前・Lopoo先生】
秋学期に受講したIntroduction to Statisticsの続編にあたる必修コース。春学期も秋に続いてLopoo先生のコマを受講することにしました。課題は、全7回の宿題+中間テスト+期末テストで、秋学期と同じ。たぶん授業の進め方も同じような感じになるんだろうと思われます。 その点、ちょっと気が楽。Syllabus曰く、「統計ツールの“現実世界”への適用に焦点を当てる」とのこと。ただこなすだけじゃなく、実際に「使える」ようになるために、しっかり勉強しておきたい授業です。
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〇 The Economics of Science and Technology
【月水午後・Popp先生】
今学期受講する唯一の選択科目。5つ目のコースになるので(ほとんどの生徒は、一学期あたり4コースまでに抑えている)、受講しようかどうしようか迷ったのですが、内容がすごく面白そうだったので、チャレンジしてみることにした授業。政府の活動がscienceやR&Dの分野にどのような影響を与えるか、経済学的に理解し、ひいては、政府の科学技術政策が如何にあるべきかを学ぶのがこの授業の主題です。まさに、いま僕が一番興味のあるテーマの一つ!課題は、 - email discussionへの参加
- take home quizzes 2本
- research paper (10~15ページ)
- group debateへの参加
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MPAでは、この2つの授業のほか、4月に行われる3日間の集中講座"Environmental Conflict Management"(一単位)も受講する予定にしています。
というわけで、この二日間、春学期受講予定の授業について一つ一つ見通しを立ててきましたが、これをやっていると、めっきり気が重くなってしまいました(笑) とはいえ、どの授業もそれなりに面白そう。春学期は、秋学期の反省を踏まえ、最初から計画的にコツコツ準備を進めつつ、頑張っていきたいと思います。
my home, Syracuse, Jan 7, 22:19
2 comments:
思わず言葉を失いました。
すさまじい負荷になりそうですが、そこをなんとかするのがbayaさんですので頑張ってください!
やっぱやばいかなぁ。やばいよねぇ…。
でも4つまでは必修で、S&Tの経済学は絶対取りたいので、まぁしゃーないかなぁと。。IRの必修3科目が重すぎるのが問題なんだよね。。
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