Monday, January 19, 2009

The Day Before Iauguration

今日は、Martin Luther King, Jr. 牧師の祝日。というわけで、授業はありません。朝から大学に来て、ぼちぼちreadingをやってます。そこそこ進んだような、いっこも進んでないような…。
 
Obamaさんの就任式が明日に迫りました。この町はいつも通りどんよりしてますが、D.C.には、200万人が集まってるとか…。 すごいですね。いくら歴史的瞬間が見れるとはいえ、人ごみ嫌いの僕としては、とても行く気になれません。何事もなく終わってくれることを、遠くからお祈りするばかりです。

そんなObama新政権のDirecter of the White House Office of Science and Technology Policy(大統領府科学技術局長官??)に、秋に講演を聴きに行ったHoldren教授が就任するそうです(講演を聞きに行った日のblog記事はこちら。) Holdren教授が教鞭をとっているHarvard大の友人が教えてくれました。たった二時間とはいえ、実際に近くで話を聞かせてもらった人が政権入りするというのは、なんかちょっとうれしいもんですね。めっちゃミーハーですけど。ちなみにその友人氏は、Holdren先生の授業が受けられんくなったと言って凹んでます。
 
 
Gazaの紛争が終わりました。ようやくといった感じですが…。

戦争なんていつでもそうかも知れませんが、今回のイスラエル侵攻は特に、当事者(特にイスラエル)の意図が、僕にはよくわかりません。謎です。撤退のタイミングがなんでこのタイミングなんかもようわからん。日本でも報道されてると思いますが、イスラエルの高官はやたらと「Obamaの就任式の前に撤退を完了する」とアピッてます。関係ねーじゃん、と思うんですけど…。(もちろん、紛争が終わってイスラエル軍が撤退すること自体には僕も大賛成ですよ)

19日のHerald Tribuneの記事に、こんな一節がありました。
A senior Israeli official said that if Hamas continued to withhold rocket fire at Israel, an Israeli troop withdrawal from Gaza by the time the new American president took office would be preferable, so Mr. Obama could concentrate more on rebuilding Gaza and a more moderate Palestinian leadership than on pressuring Israel to withdraw. The official spoke anonymously because of the sensitivity of the matter.
「Obamaに、ガザ復興と穏健なパレスチナ政府の再構築に専念してもらうため…」。とりあえず圧倒的に無責任だし、聞きようによっては皮肉を言ってるようにも聞こえます。それにもしこれが本音(の全部)だとしたら、別に無理して撤退を就任式前に完了させる必要はないと思うんですよね。アメリカには、撤退の確たる見通しさえ示していればいいわけで。と考えると、ようわからんなぁと思うわけです。
 
そもそも、今回の紛争、イスラエルとしては「Bushが大統領の座にある間」を狙っていた、という噂がいくつかのメディアで報じられています。そうやって考えていくと、Obama氏は表向き、沈黙を守っていますが、実は水面下でイスラエルにプレッシャーをかけているんじゃないかなぁという気もしたり。。 一方では、「ならず者国家」の一員であるはずのSyriaの大統領が、「米国と協力関係を築く用意がある」と発言したなんて報道もありますしね。

Obama新大統領の誕生から、そんなに日の経たない間に、中東の外交地図が大きく塗り替わるようなニュースがあるんじゃないかと、希望半分(半分以上、かな…)で思っております。
Maxwell School, Syracuse, Jan 19, 19:15

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