Tuesday, January 20, 2009

The Historical Day for USA, or even the World

Obama大統領が、パレードを終え、ホワイトハウスに到着しました。まずはここまで、何事もなく一連の式典が進んできて、本当によかったなと思ってます。まぁ、皆さんもご存じのとおり、僕は単なる部外者ですけど。 (ケネディ上院議員(JFKの末弟)が、就任式後の晩さん会中に倒れて病院に運ばれたというニュースは少し心配ですが。)

東部時間の11時くらいから始まった就任式の模様は、Maxwell内に設置されたスクリーンで、同級生たちと一緒に鑑賞。アメリカ人の皆さんは、日本人がサッカー観てるときみたく一喜一憂(今日に限っては「憂」はないか。。)しておられました。歓声を上げたり、拍手喝采したり、ときにはスタンディングオベーションまで繰り出したり(笑)

就任式に臨むObamaさんの表情は、僕にはいつもとだいぶ違うように見えました。意図的にそうしてたのかどうか、「晴々とした」と形容するには程遠い、ある意味、思い詰めたような表情に見えました。一旦、演説台に立つと、いつものテンポのいいスピーチが始まりましたが、そのトーンも終始押さえ気味。家に帰って改めてフルテキストを読んでみると、まるで戦争に負けた後のような内容でしたね。(演説のフルテキストはこちら


 
「これまでやってきたことが間違っていたから、一旦全部チャラにして、もう一度、国を造り直そう」――そんな意図のこもったスピーチだったんだろうと思います。今のこの国には、これから大統領になろうという人物が、自国の現状をそこまで強く否定しても 「言いすぎだろ!!」 とは言われない空気があります(要はそれだけ、堕ちきったということですが)。そしてその空気を過不足なく読めている大統領がいる。そんなこの国の将来に、僕は明るいものを感じました。もちろんV字回復はあり得ないと思います。Obamaの一期目はまるまる不況でした、なんてことも十分にあり得る話だと思う。でも、この大統領の下、国民が本気で「国を造り直そう」と努力したならば、5年後、10年後に、足腰のしっかりしたアメリカ合衆国が、再び浮揚してくるんじゃないかという気がしました。(今日のお祝いムードで、僕も多少、楽観的になり過ぎてるかも知れません。笑)
  
ちなみにBushさんはと言えば、就任式終了後、Capitol Hill (国会議事堂)の裏庭から、ヘリで直接D.C.郊外の空軍基地へ。そこでAir Force Oneに乗り換えて、就任式終了の1時間後にはテキサスへと飛び立っていかれました(もうそろそろダラスに着いてる頃かも知れません)。D.C.周辺をうろちょろされては警備上かなわん、ということなのかもしれませんが、あまりのあっけなさに驚き。引っ越し準備も大変やったやろなぁなんてしょうもないことを考えてみたり。愛犬のバーニーちゃんはちゃんと飛行機に乗せてもらえたんでしょうか(笑)
my home, Syracuse, Jan 20, 17:40

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