Saturday, January 10, 2009

It's a BEAR, not a CAT.

ここのところ、固めの話が続いていたので、今日は柔らかめのニュースを三つほど。
  
日本でも2011年の夏に、地上波アナログTVの放送中止が予定されていますが、来月17日に行われるはずだった、アメリカでの地上波アナログ放送打切りは、「鶴の一声」で、しばらく延期されることになりそうです。ロイターの9日付記事によると、「オバマ次期大統領は、視聴者が十分な準備をできていない可能性があることを理由に、2月17日に予定されているデジタルTV放送への強制的移行を遅らせることを支持した」とのこと。同記事によると、予定通り2月17日にアナログ放送を打ち切った場合、最大で800万世帯がテレビを見れなくなるそうです。
  
世論に訴えかける上で、TVがなくてはならない役割を果たしているこの国のこと(まぁ、この国だけではないですが)、次期大統領が気にする気持ちはよくわかりますが、一ヶ月前に言いだして、ホントに予定を引っくり返せるんもんなですかね?まぁそれにしてもObamaさんの決断力、大したもんだなぁと思います。延期したら延期したで、ものすごい数の人たちに影響出るわけですもんね。
   
次のネタは、まったくもって趣味の世界の話ですが(笑)、昨日付けのgoogle newsによると、昨年、惜しまれながらインスタントカメラの製造を中止したポラロイド社が、現在ラスベガスで開催中の家電ショー(Consumer Electronics Show)に、"デジタル版インスタントカメラ"ともいうべき"PoGo"を出展しているそうです。このカメラ、"Zink"というインク不要のプリント技術(そのかわり専用の紙が必要。感熱紙みたいなもんでしょうか??)を使って、撮ったその場でプリントできるというのが売り。携帯や他のカメラで撮った写真を"PoGo"に転送して打ち出すことも可能だそうです。 

ラジオで聞いた時は「欲しいかも!!!」と思ったんですが、記事をよく読んでみたら、「"ポラロイドカメラ"のデジタル版」というよりは、「"チェキ"のデジタル版」あるいは「写メにプリンタ付けてみました」に近いイメージ。要するに、良くも悪くもおもちゃの延長っていう感じがします。ポ社のインスタントカメラが持っていた、あの独特の「バッッシャン」って感じの撮り心地とは残念ながら無縁みたいです…(←完全に「世界」に没入中♪)。まぁ若い子たちが持てば何かと遊べそうですけどね。というわけで、"PoGo"を買うことはまずなさそうです。奥さん、ご安心してくださいませ。ちなみに、本体価格$199で、アメリカでは3月に発売されるそうです。
 
最後のネタは中国から。web版CNNの今朝の記事によると、北京動物園のオスのパンダ、Gu Gu君が、観光に来ていた男性の両足にかみつき、じん帯に達する大けがを負わせたそうです。当のGu Gu君、観光客に噛みついたのは、今回が3回目とのこと。これに関し、被害男性の治療に当たったお医者さんが、名言(迷言?)を残しています。
Normally, we think the panda is very tender animal, but actually it's a bear, not a cat.
中国語ではパンダのことを「熊猫」と書く(あくまで「猫熊」ではない)ことから、「若干熊っぽいけど、実は猫みたいに穏やかな動物なんやんね」と、パンダを甘く見る観光客が後を絶たないことを踏まえ、記者を通じ広く注意喚起したものと思われますが(ホンマか???)、どう考えても問題の本質はそんなところにはない気が…。観光客を3回も檻の中に入れてしまってることの方が明らかにおかしいですよね。ちなみに、同記事によると、今回の被害者(28歳)は檻の中に落ちた息子のおもちゃを拾おうと檻の中に入って噛まれ、前回の被害者(15歳少年)は「パンダにもっと近づきたいよー。えへ。」と思って檻の中に入って噛まれ、最初の被害者(年齢不明)は酔っ払って檻の中に入り、パンダをhugしようとして噛まれ、さらに逆切れして噛み返した(!!)そうです。うーん、最初のおっさんの時点で柵、強化しとけよ…。
   
ちなみに、wikipediaによると、ジャイアントパンダは、「クマ科に属するか、アライグマ科に属するか、独立したパンダ科(もしくは、ジャイアントパンダ科)に属するかの論争が長年繰り広げられていたが、遺伝子の解析により、クマの近縁であることが明らかになった」とのこと。お医者さん、言ってることはいちおう正しかったわけすね。
 
なんて話をしてたら中国(香港)から、ルームメイトJ君が我が家に帰ってきました。青年実業家になるという話(詳しくはこちらを)はどうなったのか聞いてみたところ、「両親の会社の子会社(厳密には関連会社?)の社長に就任するはずだったが、両親は、その会社の持ち株の一部を既に北京の会社に売却しており、その時点で、筆頭株主の地位は、両親からその北京の会社に移っていた。年末、J君の社長就任を北京の会社に打診してみたところ拒否され、結果、学業に復帰することになった」とのこと。彼の話は長いわりに肝心なところでポイントを外す(!!)ので、どこまで正確かわかりませんが、だいたいこんな感じみたいです。なんでそんなこと香港に帰るまでわからなかったのか、全く以て謎ですが、それを聞くとまた話が長くなりそうだったので、「ふーん、大変だったね」と言っておきました。今日は、来週月曜から復学するべく、大学の事務所を回っておられます。無事、彼の取りたい講座を受講できればいいんですが、受講登録って、この時期からでもできるのかなぁ…。
my home, Syracuse, Jan 10, 20:15

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