最近は、週末ごとのお出かけが続いてましたが、今週末は、久々におとなしくSyracuseで過ごしてます。やらないといけないことは、いろいろ溜まっていますが、ちょっと一息。。。
バスケットの
NCAAトーナメント、今晩、3回戦があって、我が
SUは、71-84で、オクラホマ大に負けちゃいました。ざーんねん。脳天気に、もうちょっと勝ち進んでくれるかなぁと思ってたので、今日は試合も観てなかったんですが…。盛り上がり損ねてしまいました(←動機がフジュン)。来年に期待。
今日は、いつかネタ切れ(笑)したときに書こうと思っていたネタを。半分、自分の勉強用なので、たぶんあんまり面白くありません。ご容赦を。
皆さんご存じのとおり(かどうか知りませんが)、アメリカでは、「シンクタンク」と呼ばれるお仕事の人たちが跋扈しています。政治家や役人が、政府の高官ポストを退いた後、シンクタンクに移り、次なる政権入りの機会をうかがう、なんてこともしばしば。日本にもいちおう「シンクタンク」と呼ばれる機関はありますが(とか言うと、日本のシンクタンクの方に怒られますが)、その財力、分析力、発信力、そして何より政治力といった面で、日本のそれとはだいぶ違っているみたいです。
授業でもメディアでも日常会話でも、有名シンクタンクの名前はしょっちゅう出てくるんですが、
BrookingsとかHeritageといった超有名どころは何となくわかっても、業界の全体像がこれまであんまりよく見えてなかったので、ネタ切れ(!!)したのをいいことに、今日は、シンクタンクについて、お勉強してみたいと思います。
左の表は、
Extra! という雑誌のweb版記事から拝借してきたもの。ABC、CBS、NBC、Fox News,、CNN,、
MSNBCなど米有名メディアで言及された回数をもとに、シンクタンクをランキング付けしています。
今日は、このうち、1位から3位までを(例によって
wikipediaさんのお力を借りつつ)紹介します。
■ Brookings InstitutionDCの繁華街、
Dupont Circle近くに位置する
Brookings Institutionは、経済、都市政策、政治、外交、国際経済、開発など、幅広い分野をカバーするシンクタンク。ミッションは、"provide innovative and practical recommendations that advance three broad goals: strengthen American democracy; foster the economic and social welfare, security and opportunity of all Americans; and secure a more open, safe, prosperous and cooperative international system."
wikipediaによると、「"non-partisan"を自称しているが、近年、メディアからは"
liberal"だとみなされているとのこと」。確かに、アメリカでの一般認識は、
Brookings =
liberal ≒民主党系 ですね。メリーランド出身の実業家 Robert
Brookingsさんが1916年に設立したのが始まり。ワシントン最古参シンクタンクの一つ。
■ Council on Foreign Relations(CFR)日本語では「外交問題評議会」と訳される、その名の通り、外交問題に特化したnon-partisanシンクタンク。本拠はNYC。外交専門誌 "Foreign Affairs" の発行機関としても有名。「会員はアメリカ政府関係者、公的機関、議会、国際金融機関、大企業、大学、コンサルティング・ファーム等に多数存在する。知名度が高く、影響力が大きいことで知られる。」(by
日本語版wikipedia) 田中宇氏に言わせると、"アメリカの外交政策決定の「奥の院」"。 実際、「陰謀論」的な噂には事欠かないようです(日本語版wikiにもその辺、ちょっと書かれてます)。大統領Woodrow Wilsonの私的諮問機関として学識経験者が招集されたのが始まり。恒久的な機関としての設立は1921年。その創設以来、Morgan家及びRockefeller家とのかかわりが深い、とも。(by
英語版wikipedia)
■ American Enterprise Institute for Public Policy Research (AEI)1943年創設の保守系シンクタンク。ミッションは、"to defend the principles and improve the institutions of American freedom and democratic capitalism — limited government, private enterprise, individual liberty and responsibility, vigilant and effective defense and foreign policies, politic
alaccountability, and open debate"
英語版wikipediaによると、ブッシュ(子)政権の屋台骨を支えたシンクタンクの一つ。「左」代表の
Brookingsの「右側カウンターパート」とみなされることも多い。とはいえ両機関によるコラボレーションもときどき行われているみたいですが。ちなみに、
AEIの現在の代表(President)Arthur Brooksは、去年の12月まで、Maxwellで教鞭をとっていた先生。直接習ったことはないですが、Maxwellでは超有名な名物教授でした。
というわけで、また今度ネタが切れたときに、4位以降の続きを書きます。10位くらいまでは、勉強しておきたいなと思っています。
my home, Syracuse, Mar 27, 25:30