Thursday, March 19, 2009

Global PV Demand Analysis and Forecast

祝、決勝トーナメント進出◎ で、またもや今日も日韓戦。Y君・Dちゃん(←Koreans)との協議の結果、どうせ決勝でもっかい当たるだろうから、今日はお互い静かにしてましょう、ということに。というわけで、このあと、自習室で本でも読みながら(熱が入り過ぎないようにして)観戦します。

以下、若干、いつも以上にマニアックな情報を。比較的コアな環境技術関連の情報を提供しているGreentech Mediaに、2009年の太陽光発電(Photo Voltaics, PV)市場の市況予測が出ていました。(3月2日付記事) まぁあんまり景気のいい内容ではなく(そりゃそうだ)、「資金繰りが苦しくなる中、プロジェクト開発者は、製造者への値下げ圧力を強めるでしょう」→「2009年中にシステム単価が25%下がるでしょう」→「需要の伸びが減速し、2009年は13%の増加(1994年以来の低水準)にとどまるでしょう」→「業界全体で、今年だけで15%の減収に見舞われるでしょう(縮小後の市場規模は$ 12 billion)」とのこと。まぁ、この不況の最中ですからね…。仕方がないと言えば仕方がないのかも。
  
また、同記事は、「早ければ今年中に、grid parity ― 発電コストが、系統(グリッド)電力の価格(=電力料金)と等価あるいはそれ以下になること ― に到達するものが現れ、発電コストが売電価格を下回るかどうかが製造者の競争力を図る新たなポイントとなるでしょう」とも。

以前、「太陽光発電は、価格に占める原材料費と設置コスト(つまり人件費)の割合が大きいので、一定水準以下には値段が下がりにくい」という記事を読んだことがあったんですが、このGreentech Mediaの記事を信じれば、grid parityも夢ではない(どころか、早晩実現する)ということですね。確か、昔読んだその記事は、家の上にのっけるタイプのモジュールを想定してたと思うんですが、ここで言っているのはもっとだだっ広い所にただ並べるタイプのものを想定しているのかも知れません。そうだとすると人件費はかなり違ってくるはずですよね。

恥ずかしながら、この辺りの技術的なお話は、あんまり詳しくないので、時間のある、この留学期間中に、土地勘くらいは掴んで帰りたいもんだと思っている今日この頃です。

Maxwell School, Sryracuse, Mar 19, 20:27

No comments: