Saturday, March 28, 2009

Top 10 Think Tanks in US

最近は、週末ごとのお出かけが続いてましたが、今週末は、久々におとなしくSyracuseで過ごしてます。やらないといけないことは、いろいろ溜まっていますが、ちょっと一息。。。

バスケットのNCAAトーナメント、今晩、3回戦があって、我がSUは、71-84で、オクラホマ大に負けちゃいました。ざーんねん。脳天気に、もうちょっと勝ち進んでくれるかなぁと思ってたので、今日は試合も観てなかったんですが…。盛り上がり損ねてしまいました(←動機がフジュン)。来年に期待。

今日は、いつかネタ切れ(笑)したときに書こうと思っていたネタを。半分、自分の勉強用なので、たぶんあんまり面白くありません。ご容赦を。

皆さんご存じのとおり(かどうか知りませんが)、アメリカでは、「シンクタンク」と呼ばれるお仕事の人たちが跋扈しています。政治家や役人が、政府の高官ポストを退いた後、シンクタンクに移り、次なる政権入りの機会をうかがう、なんてこともしばしば。日本にもいちおう「シンクタンク」と呼ばれる機関はありますが(とか言うと、日本のシンクタンクの方に怒られますが)、その財力、分析力、発信力、そして何より政治力といった面で、日本のそれとはだいぶ違っているみたいです。

授業でもメディアでも日常会話でも、有名シンクタンクの名前はしょっちゅう出てくるんですが、BrookingsとかHeritageといった超有名どころは何となくわかっても、業界の全体像がこれまであんまりよく見えてなかったので、ネタ切れ(!!)したのをいいことに、今日は、シンクタンクについて、お勉強してみたいと思います。
 

左の表は、Extra! という雑誌のweb版記事から拝借してきたもの。ABC、CBS、NBC、Fox News,、CNN,、MSNBCなど米有名メディアで言及された回数をもとに、シンクタンクをランキング付けしています。
 
今日は、このうち、1位から3位までを(例によってwikipediaさんのお力を借りつつ)紹介します。


Brookings Institution
DCの繁華街、Dupont Circle近くに位置するBrookings Institutionは、経済、都市政策、政治、外交、国際経済、開発など、幅広い分野をカバーするシンクタンク。ミッションは、"provide innovative and practical recommendations that advance three broad goals: strengthen American democracy; foster the economic and social welfare, security and opportunity of all Americans; and secure a more open, safe, prosperous and cooperative international system." wikipediaによると、「"non-partisan"を自称しているが、近年、メディアからは"liberal"だとみなされているとのこと」。確かに、アメリカでの一般認識は、Brookings = liberal ≒民主党系 ですね。メリーランド出身の実業家 Robert Brookingsさんが1916年に設立したのが始まり。ワシントン最古参シンクタンクの一つ。

■ Council on Foreign Relations(CFR
日本語では「外交問題評議会」と訳される、その名の通り、外交問題に特化したnon-partisanシンクタンク。本拠はNYC。外交専門誌 "Foreign Affairs" の発行機関としても有名。「会員はアメリカ政府関係者、公的機関、議会、国際金融機関、大企業、大学、コンサルティング・ファーム等に多数存在する。知名度が高く、影響力が大きいことで知られる。」(by 日本語版wikipedia) 田中宇氏に言わせると、"アメリカの外交政策決定の「奥の院」"。 実際、「陰謀論」的な噂には事欠かないようです(日本語版wikiにもその辺、ちょっと書かれてます)。大統領Woodrow Wilsonの私的諮問機関として学識経験者が招集されたのが始まり。恒久的な機関としての設立は1921年。その創設以来、Morgan家及びRockefeller家とのかかわりが深い、とも。(by 英語版wikipedia

■ American Enterprise Institute for Public Policy Research (AEI)
1943年創設の保守系シンクタンク。ミッションは、"to defend the principles and improve the institutions of American freedom and democratic capitalism — limited government, private enterprise, individual liberty and responsibility, vigilant and effective defense and foreign policies, politic alaccountability, and open debate" 英語版wikipediaによると、ブッシュ(子)政権の屋台骨を支えたシンクタンクの一つ。「左」代表のBrookingsの「右側カウンターパート」とみなされることも多い。とはいえ両機関によるコラボレーションもときどき行われているみたいですが。ちなみに、AEIの現在の代表(President)Arthur Brooksは、去年の12月まで、Maxwellで教鞭をとっていた先生。直接習ったことはないですが、Maxwellでは超有名な名物教授でした。

というわけで、また今度ネタが切れたときに、4位以降の続きを書きます。10位くらいまでは、勉強しておきたいなと思っています。
my home, Syracuse, Mar 27, 25:30

2 comments:

Akihito said...

一覧を眺めてみるとやっぱりシンクタンクごとに得意分野不得意分野あるので、この際30位まで(笑)。

ぱっと、思いつかなくても実は知っているランク外のシンクタンクあったりしそうですね。

髙林 祐也 said...

貴blogとの共同企画にしてみるってのはどうですか?? 共通の読者が何人いるんだ?って話ですが(笑)

てか、僕のしょーもないブログなんか見てないで、クリーブランドを満喫してください♪