Wednesday, March 25, 2009

Will the Geithner Plan Work?

先週のアメリカメディアを席巻した、「ボーナス返せ、こら」問題(残念ながら、こちらのメディアを席巻していたのはWBCではありません)は、大統領の「慎重に検討しようね」発言もあり、ようやく水入りモードに。下院を通過した法案 (政府支援を受けた金融機関の社員で一定以上の所得がある人に対しては、受け取ったボーナスに税率90%の税金を遡って課す、というもの)は、いま、上院で揉まれていますが、今週に入ってからは、マスコミ報道の中にも、「AIGのやったこと(=政府支援を受け取っておいて多額のボーナス支給)には確かにムカつくけど、だからといって、ここまでやっちゃったら、法治国家としてちょっと…だよね」というムードが漂い始めていて(誰かが漂わせてる??)、なんとなく、当初の法案ではない別の落とし所を、みんなで探してる感じがします。

この問題に追われていた財務長官ガイトナー君ですが、昨日、ようやく本業に戻って、金融機関復興プランの詳細を発表。これが市場に好感されて、月曜日のNYは株価も回復。
  
web上では、blogでおなじみのMankiwさんや、ノーベル賞学者Krugmanさんはじめ、経済学者の皆さんが、このガイトナープランをめぐって議論を始めています。NYtimesのサイトには、Will the Geithner Plan Work? と題したコーナーが立てられていて、4人の経済学者によるディスカッションがリアルタイムで更新されていたり。時間がなくて、フォローしきれないのが非常に残念です。
my home, Syracuse, Mar 24, 27:38

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