シカゴでは、このブログでも予告(??)していた通り、数年ぶりに会う後輩と何をするでもなくぶらぶらと過ごす。お互い、是が非でも観光地を巡らねばというタイプではないので、非常に気がラク。街をぶらぶら歩いたり、ホテルの部屋でTVを観るともなく観たりしながら、近況報告に華を咲かせる。
二カ月の短期間とはいえ、こちらにいる間、アメリカ人の部下を従えて仕事をしているという彼の話は、なかなか面白い。英語自体もさることながら、労働習慣という意味でも、日米の違いに日々接しながら、次々と押し寄せる壁を乗り越え(たり乗り越えられなかったりし)ているのだろう。そう考えると、自分も、去年の秋インターン中、もっともっと積極的にアメリカ人ワーカーたちと絡むべきだったなぁと反省。。
ゼミの同期や先輩/後輩の近況話になると、ややしんみりした気持ちにもなる。卒業から10年近くも経てば、当たり前だが、結婚していたりしていなかったり、東京にいてたり地元に戻っていたりと、各人各様の人生を歩んでいる。互いに比べてみたところで何の意味もないのだが、数年前には、みな、だいたい同じ地点に立っていたのが、今や、「てんでバラバラ」とまでは言わないまでも、人それぞれに違った方向を目指して進んでいっていることを思うと、彼らもそうだが、自分自身も、戻りようのない数年間を送ってきたんだなという事実に気付かされる。必ずしも、いまの仕事を一生続ける必要はないにしても、これまでの経験をチャラにして新しいことを始めるのには遅すぎる年齢に達しているのもまた事実。良きにつけ悪しきにつけ、これまでの蓄積を土台にして、その上にキャリアを積み上げていくしかない。蓄積なくして大きな仕事はできないので、むしろ、積極的に評価すべきことなのかもしれないが、自分の取りうる選択肢が狭まりつつあることに、寂しさや、一抹の不安を覚えるのは、それはそれで、人間のサガというものだろう。
なんてことを書いてはみたものの、シカゴ滞在中は、完全に弛緩しきったモードで過ごす。一昨晩に続き、連夜の野球観戦となったWhite Sox vs Toronto戦では、途中、野球を観るより、周りの人間の人間観察に忙しくなる一幕もあったが(突っ込みどころ満載な人多すぎ!!)、気が付けばWhite Soxが勝利を収めていて、前夜のSyracuse Chiefsに続き、僕の中では二連勝。試合後には、予想だにしていなかった勝利の花火大会までオマケで付いてきた。
唯一問題だったのは、5月ともあろうに非常に肌寒く、街行く人たちがコートを羽織っている中、我々二人は、シャツにセーターという薄手の出で立ちでChicagoに乗り込んでしまった点。後輩君は結構寒さにまいってしまって、ホテル帰宅後には、寒さからくる腹痛に苦しめられていたほど。非常に申し訳ないことをしてしまったのだが、僕はというと、なんだかんだでまぁまぁやり過ごしてしまい、二年間のSyracuse生活の成果を改めて確認する結果に(←そこで!?)
ともあれ、特にこれといって派手なことはしなかったものの、後々、良い思い出として記憶に残りそうな、たいへん良い感じの週末Chicago旅行でした。以下、いつも通り写真を(なぜか表示順がランダムなので、時系列順に見たい方はflickrサイトをどうぞ)。
Maxwell School, Syracuse, May 9, 22:09
No comments:
Post a Comment