Thursday, May 27, 2010

Conference Call

Capstoneのプロジェクトは、粛々と進行中。うん、「粛々」という言葉がピッタリくる。

そもそも、クライアントからの注文の内容が比較的はっきりしているので、プロジェクト管理さえしっかりやっておけば、そうそう大爆発は起こらない内容。そこに持ってきて、メンバーの過半(僕は含みません)が優秀なので、プロジェクト管理もほぼ問題なし。もちろん、この先の不安要素がゼロではないが、これまでのところ、文字通り「粛々」と進んでいる。班員は非常にビジネスライクな人たちで、その点が若干不満なのだが、まぁそれも、順調に進んでいるからこそ言えるゼイタクというものか。

他の班の様子を聞いていると、クライアントからの発注の曖昧さゆえに苦戦しているところが多そう。学生の「模擬店」的コンサルティングなのでなおのこと、というところはあるが、曖昧な(或いは、scopeの大きすぎる)発注ではコンサルタントが動きにくいというのは、現実世界にも当てはまる事実だろう。多くを狙いすぎてはダメ。基本的には世の中なんて、漸進的にしか変えられない。大きいけれど具体性の乏しい絵を描くより、分相応にscopeを区切り、その中で、より現実的な行動をとることが重要なのではないかと思う今日この頃。capstoneの話から、飛躍しすぎ?

今日からは、各州立法府事務局への電話インタビューが始まる。インタビュー第一弾はTexas。メモ取り要員(2号)として、最大限の貢献を期すも、Texasオヤジの、こちらの「質問リスト」を屁とも思わない勝手気ままなfree talkの前に、敢え無く惨敗。テーマが分からない議論を追うのは未だにキツイ。しかもそれが電話でとなるとなおさら…。明日は朝からMinnesota州。今日ほどの「自由」さは、Texanに特有のものと願いたい。。

夕食は、僕と同じ二年目組で、元N○VA講師のN君と一緒にMarshall St.のピザハウスへ。それぞれのcapstone projectの話に始まって、旅行のこと、仕事のこと、互いの奥さんのことと、二人でひとしきり盛り上がる。彼がルーマニア系移民の二世だという話を初めて聞いた。確かに珍しいfamily nameではあるが、珍しいfamily nameなんて、この国では、そんなに珍しくないので、これまで気にしたこともなかったし、たぶん、周りの人(アメリカ人含む)も全然気にしていないと思う。Europeanとそれ以外という差は、やはりあるとは思うが、それにしても、二世にして、これほど自然に“アメリカ人”になれてしまうところが、この国の凄さであり、強さの源泉なんだろうなと思う。
my home, Syracuse, May 27, 23:42

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