右の地図は、カリフォルニア州の大統領選の結果を示したもの(from CNN)ですが、軒並みObama支持が並ぶ海岸沿いの郡(county)の中で、ポツンと、離れ小島みたいに赤色になってるLAの南の郡はどこでしょう?
答え――オレンジ・カウンティ。そう、ドラマで有名な、あの"The OC"です。10月29日の記事で書いた「金持ちは共和党を支持する」説が、非常にわかりやすく現われていたので、拾ってみました。特にそれ以上話は広がらないので、この話題はこれで終わり。
<Obamaさん近辺の今日の動き>
1.Emanuel下院議員をChief of Staffに指名→同議員も受諾の方向。
2.国防長官Gatesは留任?
3.Lieberman上院議員の去就、今だ定まらず。
4.BushがObamaをホワイトハウスに招待(来週月曜日)。
Chief of Staffというのは、日本語では「大統領首席補佐官」と呼ばれるそうで、政権によっては実質的に副大統領以上の(つまり大統領に次ぐ)権限を持ちうる要職です(だそうです)。知りませんでした。はい。日本政府には、これにぴたっと当てはまる役職はない気がしますが、wikipediaを読む限りでは、総理秘書官が一番これに近いのでしょうか。言ってみれば、総理秘書官(日本では原則、役人が勤める)のお仕事を、政治家(それも大物)がやっている、といった感じ?役人からすると超怖いだろうなぁ…。Emanuelさんは下院民主党の大物政治家で、クリントン政権のOB。かつ、Obamaさんと同じIllinoi出身で、選挙期間中から一貫してObamaさんを支えてきたお友達だそうです。
Gatesさんというのは、Rumsfeldがあまりにむちゃくちゃだということで、政権の途中に国防長官を引き継いだ共和党の政治家。現在、戦争継続中ということもあり、当面(1年くらい?)の留任を求めるのではないか、という噂が報じられています。一方で、本人は辞めたがっているという説も。
Liebermanさんについては、America's Climate Security Act of 2007、通称"the Lieberman-Warner bill"の起草者として、その名を覚えている人も多いのではないかと思いますが(えぇ、このblogの読者層は幾分(?)みどりに偏ってます。はい。) 、アメリカでは、むしろ、元民主党副大統領候補ながら、McCain候補を全面的に支持した大物困ったチャン議員として有名。2000年の大統領選挙ではAl Goreのrunning mateとして副大統領の座まであと一歩に迫りながらBush Jr.に敗北→2004年の大統領選に出馬するも予備選で敗北→2006年の上院選の予備選でもやっぱり敗北→無所属で出馬→民主党公認を蹴散らして当選→今回の大統領選ではMcCain全面支持(普通に共和党の党大会で応援演説してました。ちなみにこの人の英語は超聞き取りやすい)、という波瀾万丈(やりたい放題?)の数年間を過ごしてきた彼。McCainの敗北を受け、元の鞘に戻るのかどうかが注目されています。もっとも、過半数を確保した民主党からは、もはや強烈な秋波が送られるはずもなく、そんな状況の中で態度を決めかねているみたいです。
あと、どうでもいいと言えばどうでもいいんですが、Obamaの勝利演説のときのMichelleのドレスがひどすぎた、という話題が巷では盛り上がっています。そんなことどうでもいいじゃんと思いながら、一応…と思って見てみたら、確かにあんまりな感じのドレスでした。「お前がファッションのことを語るな」と言われそうなので、今日はこのへんで。
Maxwell School, Syracuse, Nov 6, 20:54
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