Tuesday, December 2, 2008

Robbing Peter to Pay Paul

まったくHappy Holidays感のないうちに、Thanks Giving Daysもあっけなく終わり、怒涛のFinal weekが開幕しました。

初日の今日はLambrightの"Energy, Environment, and Resource Polcy"の最終回にして、research paper(15ページ)の提出日。取り合えず無事に提出完了。このpaperについては、ブログでも書こうと思ってますが、いささか気合いを要するので、取り合えず次回以降に先送り。

明日は、VanSlykeの"Public Organization & Management"の授業で、elevator speechが当たっていて(詳しくはこちらを)、人前で10分くらいしゃべらないといけないので(残念ながらもちろん英語です)、目下、その特訓中。ちなみに明日しゃべるのは、「南極条約環境保護議定書交渉」ネタ。どマニアックですいません。。

と、御多分に漏れず、僕がfinal weekでバタバタしてる間に、世界では、大きな事件や動きが同時多発的に起こっていますね。

ムンバイのテロ自体はようやく終息しましたが、予想通りというかなんというか、印パキの関係悪化に発展していきそうな気配です…。アメリカのニュースを見ていると、パキスタン政府は、インドに最後通牒突き付けられないように必死になってるみたいですね。パキスタンが、東の国境(=インド国境)に目を向けないといけなくなると、その分、西の国境(=アフガン国境)の守りがおろそかになるわけで、アフガンで苦しんでいるアメリカにとっても、これは非常に頭の痛い問題だと思われます。もしやそれが今回のテロリストたちの本当の狙い?? 勘ぐりすぎでしょうか…。

うちのクラスにもインド人とパキスタン人のクラスメイトが一人ずついます。インド人のD君は、友達を一人ムンバイで亡くしたらしいという話を別の友達から聞きました。彼の心中は、察するに余りありますが、同時に、パキスタン人のAちゃんの気持ちも複雑だろうなぁ…と思います。

一方で、タイの政変も長引いてますね。今日はまた、反政府デモ隊側に死者が出たみたいです…。ざっくり言うと、貧しい地方(特に北東部)出身の人たちがタクシン元首相の後継ともいうべき現政権を支持し、バンコク市民(=都市部の人)はその打倒を訴えている、という構図。タイ人のクラスメイトPちゃん曰く「タクシン政権は腐敗しきっていた。今の政権もその流れを引いている。既存メディア(新聞・地上波TV)もすべて政権側に買収されているので、独立系メディア(ケーブルTV)にアクセスするお金のない地方の貧しい人たちは、可哀そうなことに既存メディアの垂れ流す洗脳に浸りきっており、現政権の腐敗ぶりに気づけない。」という解釈になるらしいです。正しいのかどうかは、他に判断材料がないので、僕には何とも言えませんが、少なくとも、昨日のBloombergには、Pちゃんのコメントとほぼ同じ内容の記事が出ていました。

ここアメリカでは、Obamaさんが、すでにメディアが報じていた通り、今日(正確には昨日)午後、ヒラリーの国務長官任命と、現職国防長官ゲイツの留任を発表しました。最近、President-elect本人もご自分でおっしゃってますが、彼の組閣ぶりは、とにかくpragmaticですね。大統領選が終わるまで、自分を長い間支えてくれたスタッフを一旦脇に押しのけて、要職をかつての政敵やBush政権の閣僚に与えるなんて、かなり大変なことだと思うんですが、それをさらっとやってのけてしまうあたり、Obamaさんって、やっぱりすごいなぁと、なんというか、大衆受けするだけの政治家じゃないんだなと思ってみています。

といいつつ、今日(同じく正確には昨日)、アメリカの株価は下がりまくりましたね。それを受けてアジア株も全面安になり、代わりに円が高騰しています(現在93円台前半)。海外で暮らす身としては、正直、円高には助けられます(!!)が、世界経済はいよいよヤバいみたいですね…。何が起こってんのか、時間ができたらもうちょっと詳しく勉強したいなと思いつつ。

なんてことを書いてる間に、タイトルの話に触れてる時間がなくなってしまったので、続きはまた今度。

my home, Syracuse, Dec. 1., 26;50

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