Monday, December 8, 2008

Origins of the Economic Crisis

今日は一日、雪が降り続いておりまして、クロースカレッジ(Maxwellの隣のスクール)の北側斜面には小粋なゲレンデが出来上がっておりました。小粋なゲレンデだけありまして、誰かがソリで滑った跡も、ちゃんと残ってございます(笑)

レポートが片付いた解放感からか、今朝は目覚まし時計(2個)に徹底的な放置プレイを食らわせ、10時頃まで惰眠。もそもそ起きだして親子うどんを作り、上々の出来栄えに一人、悦に浸ったあと、雪道をドライブして1時頃に登校。午後は、水曜日に試験があるStatisticsの勉強をして過ごしました。

6年間の社会人生活のおかげで、いついかなる時でも、一つのことに埋没することなく、情報収集のアンテナを張り続けていられる能力を身につけた僕。試験勉強中であっても、(いや、試験勉強中だからこそ)ウェブサイトでの情報収集に余念がありません。(←早い話が、学生時代の集中力はどこかに行ってしまったということです。)

そんなわけで、普段以上にネットをふらふら見ているので、(ごく)たまには面白い情報に出くわしたりもします。今日、Jeff Frankelさんという、ハーバード大ケネディスクールの先生のブログを見ていたときに、面白い絵を見つけたので、ご紹介しておきます。

この前の選挙で当選した1年生(0年生?)国会議員たちに、10分間(短っ!!)で「金融危機と不景気の原因」を説明するために用意したのがこの模式図とのこと。「"oil price spike"が"Recession"の一因なの?」とか、「"Excessive complexity"は"CDSs"の原因?(むしろ、"CDSs"の蔓延そのものが"Excessive complexity"の一要素では?)」とか、若干、ん?と思ったところもいくつかあるにはありますが、とはいえ、全体のイメージをざっくりつかむのに、便利な資料かな、と。

ちなみにこの資料、 上にも書いたように、Frankel先生が、新人議員さんへのブリーフ用に作ったらしいのですが、そのブリーフというのは、ケネディスクールが主催して開かれた、3日間の"briefing"(詰め込み勉強??)の一環としてのものだったとのこと。この3-day briefing、2年ごとに、つまり国会議員の改選ごとに行われているらしく、今回も、両党合わせて50人の新人議員のうち、40人が参加したそうです。さすが、ケネディスクール…てか、東大も(別に早稲田でも慶應でもいいんですが)こういうのやればいいと思うんですけどね。この前、日本人の同級生ともお昼食べながら話をしてたんですが、政策系の大学院が、象牙の塔に引きこもらず、ちゃんと実社会とかかわりあいを持っているところは、この国の、見習うべきポイントだと思います。

Maxwell School, Syracuse, Dec. 7, 26:19

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