Monday, December 15, 2008

Review of Last Semester

学期が終わってから、すでに少し日がたってしまいましたが、今学期の反省と、来学期に向けた展望・抱負を。

1.英語
予想通りだが苦労した。そしてわかったことは、普通に授業に出ているだけでは、英語を伸ばす機会としては十分ではないということ。リーディングや、フォーマルな英語のリスニングの機会はふんだんに与えられるが、その上のレベル(書く、話す、nativeの日常会話を聞く)になると、授業に出ているだけではとても追いつかない。このレベルの英語を身につけるためには、意図的に、そのための機会を設けないといけないということを痛感。

対策として、まずは冬休みの間にできるだけ英語の練習をすること。インタビュービデオのシャドーイングや、ドラマを見ながら日常会話を覚えることは、それなりに意味があると思う(あって欲しい)。あとは、友達と英語で話す機会をできるだけたくさん作ること。一人で練習するにせよ、誰かと話すにせよ、とにかく英語を声に出すことが一番効率的な上達方法だと思う(なぜなら、脳みそ君が一番英語に集中してくれるのは、話しているときだと思うから)ので、ルームメイトも香港に帰っちゃったことだし、誰にはばかることなく大声出しつつ練習あるのみ。
(と言ってったら、HSBCのコールセンターから電話がかかってきました。相変わらず何回も聞きなおしましたが、夏頃に比べたら、だいぶ人間らしいコミュニケーションができるようになったもんだと思います。)

春学期は、誰かnaitiveを捕まえて、定期的に英語で話す機会(毎週ランチに行くことを約束させる、とか)を無理やりでも作ろうと思う。とりあえず…元NOVA講師Nクンにメールしよう。

2.授業
全体的には、正直、消化不良の感あり。鬼のように出される(が、かといって必ずしも授業中に触れられるわけでもない)読み物を、どこまで真面目に読むべきなのか、最後まで感覚がつかめなかった。また、あまり積極的に授業中に発言できなかったのも事実。よく言われることだが、拙い英語力で発言するには、それなりの作戦と準備が必要。今学期は正直そこまで手が回らなかった。来学期は、授業中の積極的な発言をひとつの目標にして、そのための工夫を練っていきたい。

個別に見ていくと、"Energy, Environment, & Resource Policy"は、授業内容はともかく、エネルギー/環境関係の良著をまとめ読みすることができたという意味では◎。この授業(の読み物?)を通して、アメリカにおけるエネルギー/環境事情の土地勘を掴めたといっても過言ではないと思う。"Public Organization & Management"は、正直、英語のリスニングの勉強の場で終わってしまった感じ。先生と生徒の間のディスカッションがメインのクラスなので英語がもう少しできれば、もっと得られるものがあったのかもしれないが。ただ、英語のことはさておいても、自分が受けたい授業は、こういったマネジメント論・組織論的なものではなく、むしろ、具体的な政策に関するものだったり、その背景となる経済学理論に関するものなんだろうということがはっきりわかった。"Introduction to Statistics"は、Lopoo先生の教え方のうまさに尽きる。来学期の統計学の授業(必修)も、この先生のコマを取れたのはラッキー。自分自身の問題としては、統計スキルを「使う」ことを意識しないと、ただ「習う」だけでは単なるお勉強で終わってしまうということ。その点、来学期の課題。"Public Budgeting"は、先生の教え方も、授業の内容も、少なくとも僕にとってはso bad…。別に良い点で卒業しないといけないというわけでもないので、来学期以降も、不幸にして興味を持てない授業に当たってしまった時は、適当に流して時間を節約するというのもありだと思う。

来学期の各個別クラスの見通し・方針については、改めて年明けに。

3.その他
なかなか時間がないが、一度、英語論文の書き方についても本を読むなりしてきちんと学ぶ必要がある。できるだけ、年明け、春学期が始まるまでに。

インターン先の確保は引き続き、冬休みの課題。「エネルギー」、「CDM」、「D.C.の意思決定プロセス」、「貧困国の開発」といった軸で探したい。

秋学期(特に終盤)の反省点は、集中力を維持しきれなかったこと。無駄にだらだら長時間、PCの前に座っていたことは否めない。来学期は、もっと効率よく、集中的に。

良質な英語のblogをいくつか見つけて読もうと思う。こちらのblogには、新聞メディアに負けていない(というか、ある意味では、新聞以上に優れた)モノがあると聞く。なかなか時間はないが…。良いのが見つかったらまた紹介します。

4.ビジョン
大きな話になりますが、あと1年半の間に、今後10年、20年と働いていく上で自分のよりどころとなるビジョンを描いて帰りたいと思っています。幕末から昭和にかけての偉い(と言われている)人たちの多くは、留学中にいろんな本を読みあさり、彼らなりの大きな絵を描いて日本に帰ったという話を聞きます。「ビジョン」というのは、言い方を変えれば、白洲次郎の言うところの「プリンシプル」でもあると思っていて、なんにせよ、何か一つ価値判断の芯となるものを自分の中に持てれば、どんな局面にあっても、自信を持って右か左かを決められるし、それがなければ、日和見的に付和雷同していくしかない、ということだと思います。とはいえ、日々の業務の中にあって、そんなビジョンを描くためのまとまった時間を確保することは容易ならざること。そういう意味では、この留学期間は、絵を描くためのラストチャンスと言っても過言ではないと思っています。

いま、「ビジョン」の芽のようなものは頭の中にあるので、これについては、年明けにもう一度詳しく書きます。

5.最後に
出国前、自分なりにある種の閉塞感、伸び悩み感を感じていたこともあり、アメリカに出れば、現地では何も失うものはない、人の評判を気にせず、思う存分、自分のやりたいこと、やるべきことをやろうと思っていたことを思い出します。実際、アメリカについて間なしの頃は、ある意味毎日がサバイバルで、体面も気にせず、いろんな人に頼ってゴリゴリと道を拓いていました。それからわずか5か月ですが、いったんこちらの暮らしに慣れてしまうと、英語に不自由するとはいえ、基本的には日々至って快適で、また、周りの友達は、良くも悪くも、学生のノリの人たちなわけで(学生なので当たり前)、ある種、そこの居心地の良さに安住していた気もします。

残り一年半になってしまいましたが、もう一度初心に戻って、hungryに、foolishに、やっていきたいと思います。
my home, Syracuse, Dec. 15, 13:25

3 comments:

Anonymous said...

ま、あんまり気張らんと、適度に野心的に、適度に自分の達成度合いも褒めつつ進んでってくださいまし。(←年の功なコメント)

英語は、う~ん、なんつかお好みの問題もありますんで、例えば、書くのは某省で誰にも負けないレベルになる!とか、それとも外国のカウンターパートたちと交渉のときに丁々発止でいけるようになる、とか、目指すところによってそれぞれ伸ばすところが若干違うように感じます。どうだろか。全部いっぺんにやろうとすると大変になっちゃうので、優先順位付けが大事です(授業も全てひっくるめて)。

お、あと、インターン先、うちのマフィア友達に訊いてみますわ、念のため。

Anonymous said...

いいですねえ!!ビジョン!
僕もおんなじようなこと考えてました。芽のようなものでもいいので、どんどん書いていってください。今でこそ持てる自由な視点でばんばん意見交換しましょう!
楽しみにしてます!

髙林 祐也 said...

あはは様

そういう意味では、まずはちゃんとしゃべれるようになりたいですねぇ…。「ちゃんと」ってのがどのレベルだよ!!って話なんですが(笑) 日本語の世界では、人と人を繋いだり、チームを盛り立てたり(決してリーダーではない。汗)するのが自分のコア・コンピタンスだと思ってやってきたので、バーバルなコミュニケーションが思うようにできない状況は、なかなかストレスのたまるものでした。というわけで、来学期はまずはおしゃべり頑張ります。

インターン先、ありがとうございます。なかなか苦戦しそうなので、ありがたい情報いただければ非常に助かります!!

knj君
ばんばんやろう。ばんばん。ばんばんばんばん。(←何回言うねん!!)