水曜日の授業は、お昼に英語のクラス(月曜日と同じ講座)、午後にPublic Budgeting でした。Budgetingは、ほんとは夏学期の必修科目だったのですが、仕事の関係で渡米が遅れたので、秋学期に履修しています。というわけで、受講生は、僕以外、いつものMPAメンバーではなく、EMAPの生徒が中心。そのせいか、平均年齢と外国人率が他の授業より高めです。先生は、Syracuseで教えるのは初めてという女性。ちょっとまだ硬くて、パワーポイント棒読み的なところがあり、正直、眠かったです。
今日は午前中に一コマだけ、Statisticsの授業(2回目)に行ってきました。おとといは、英語が聞けなくてえらくへこんだ授業でしたが、今日は普通に聞けました。山あり谷ありですね。
英語さえ聞けてしまうと、そんなに難しい授業ではありません。(少なくとも今のところは。)今日は、mode、median、meanについて。統計学の基本の「き」ですね。
今日改めて感じたのは、アメリカ人学生の質問意欲の旺盛さ。日本でそんなこと質問したら「なんでそんなこと聞くんさ?」と言われそうな些細なことでも真面目な顔してがんがん聞いていきます。たとえば、「(ΣXiで、X1からXnまで足していく時に)各項の大小関係については、X1、X2、X3・・・の順に大きくなっていく、というわけではないんですか?」とか。そういうわけのわからん質問を思いつくところがとりあえずスゴイ。(そういえば、どっかの国の官庁間協議でも、わけのわからん質問が飛び交ってましたが・・・。)
もっとすごいのは、教科書に書いてある内容に、チャレンジしようとするところ。たとえば、「outlier(異常値)を含むsample群にとっての"typical"な値をmean(相加平均)を用いて算出する場合には、そのoutlierをはずして算出する方が適切な場合があります」という説明文に対し、「outlierをのけちゃったら、sample群を代表する値とは言えなくなるんじゃないんですか」と、(なぜか半分キレ気味に)質問した生徒がいました。僕なんかは物わかりのいい典型的日本人なので、「だから常にそうしろってわけじゃなくて『…適切な場合がある』って書いてあんじゃん。」と思ってしまうわけですが、教科書であっても納得がいかなかったらチャレンジしていくところに、この国の学生の特性が垣間見える気がします。
ちなみに昨日のbudgetingの授業には、この雰囲気はありませんでした。どっちの雰囲気が好きかと言われれば…、断然、今日のstatisticsですね。染まってきたのかなぁ・・・?
my home, Syracuse, 14:30
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