Monday, June 28, 2010

8310 miles

二年間連れ添った愛車とお別れしてきました。

個人売買も一応画策してみたのですが、修理屋さんで見てもらったところ、何気に結構ガタが来ていて、いろいろ修繕が必要であることが判明。買い手候補だった人(ていうか、うちの大家なんですけど)はそれ聞いて、購入を断念したので、まぁまぁな値段をつけてくれていたこの地域一番の巨大ディーラーに引き取ってもらうことにしました。買った時もそこだったので、CR-Vにしてみれば、里帰りみたいなもん。

後ろの席のドアのカギが変とか、運転席側のドアにサビが浮いてるとか、年相応に、こまごました不調はいくつか出ているものの、パッと見、そんなに古そうでもないし、何より、足回りは全く問題なかったので、おめかしされた後、数週間後には新しいパートナーを見つけて旅立っていくことでしょう。こっちはこんなに悲しんでるというのに、ほんと、薄情なヤツです。

今日の売却時点で、この車の通算走行距離は108,739マイル。買ったときは101,429マイルだったので、二年間で8,310マイル(=約13,000km)走ったことになります。まぁ、二ヶ月間、ガーナに行ってたり、DCでは、ほとんど週末にしか乗らなかったりしたので、アメリカにしては圧倒的に少ない距離。でもまぁ人生で初めて買った車にしては、よく乗ったんじゃないかと思います。
  
最初の秋は、このblogでもCR-Vのこと、結構愚痴ってましたが、今思えば、よく走ってくれた良い車でした。(立場上、燃費がそんなに良くなかったことはヒミツです。)
my room, Syracuse, June 28, 17:36

Sunday, June 27, 2010

よしなしごと

舌の根も乾かぬうちに、今週末のよしなしごとを。
 
土曜日は、昨日のblogを書いた後、DCからわざわざ出てきてくれたアメリカ人の友人と二人でサッカー観戦。アメリカ対ガーナ戦。普段、自分の生活圏を見渡しながら、「アメリカでは、ワールドカップはそこまで盛り上がっていない」と思っていたが、「盛り上がっていない」んじゃなくて、単純に、自分の周りに人がいなかっただけだということに気付く。大都会NYCでは、ワールドカップは立派に盛り上がっていた。
 
East Villageの数あるバーはどこも満席。しばらく探し歩いた末に、フィリピン・バー(=フィリピン系アメリカ人によるフィリピン系アメリカ人のための健全なバー)に着陸。試合結果は御存知の通り、延長戦の末に2-1でガーナの勝利。僕の友人氏含め、アメリカ人の皆さん(というか、店内は全員そう。何系のアメリカ人かはともかく)、一様に落ち込んでいたものの、立ち直りは至って早い。結局のところ、アメリカ人にとってのサッカーというスポーツは、昼間っから呑む口実にはなっても、そこまで本気で入れ込む対象ではない。友人氏は正直に、「サッカーは4年に1回、(ワールドカップの時だけ)観戦するもの」と言っていました。
  
その後、市内をぶらぶらし、友人氏に夕食を御馳走になった後(ごちそうさまです)、もう一人の方も合流して男三人で、タイムズスクエアのマリオットの最上階にある、展望バーへ。このバー、初めて行った(というか、そんなものがあるなんて全然知らなかった)のだが、マンハッタンのど真ん中からの夜景は、なかなかのもの。それだけに、結構良いお値段するのかと思いきや、入ってみると、中の雰囲気は、どこの街にもあるタワーモノのそれに近く(=basically観光客向け)、それゆえ、値段もそこまで高くはない。席に着くまで、多少待たされはしたが、基本的に予約も不要。この先、NYCに行かれる方には是非お勧め。友人氏の粋な計らいで、NYC最後の夜に、良い思い出をつくることが出来た。
  
そのまま、タイムズスクエアの隣にあるPort Authorityからgreyhoundバスに乗り、明け方6時にSyracuse到着。多少呑んでいたこともあってか、車中では一度のinterruptionもなく眠り続ける。まだまだ夜行バスで動けるなと、いらん自信を新たにする。
  
今日は、夕方から、同級生さんたちと一緒に、Syracuse Jazz Festを聞きに。Onondaga County主催の無料のイベントなのだが、かなり気合いが入っていて、オオトリには、かのNatalie Coleまでが登場する。僕にとっては、「名前は知ってるけど、なんて曲を歌ってるのかは知らない」くらいの人だったのだが、生で聞いてみると、その迫力たるや半端ない。
  

二年の間に、多少は耳が英語に慣れたせいか(ホンマか!?)、英語の歌詞の響きが、留学前より幾分、ハートに直接響くようになったような気もした(救いようなく主観的な意見でスイマセン)。帰国したら、今度こそ真面目にjazzを聞いてみようかと思ってみたり。まぁ穏やかでありながら、みんなが心底楽しんでいる、あの雰囲気は、アメリカ(の田舎)ならではなんだろうなぁーとも思いつつ。日本のjazzコンサートでは、こうはなんないだろなぁ。適当に言ってますけど。
  
明日からは、二年間のMaxwell生活、いよいよ最後の一週間です。
my room, Syracuse, June 27, 23:54

Saturday, June 26, 2010

NYC滞在中

NYC滞在中。帰国前のNYC訪問はこれが最後。残念ながら絵画を愛でる感性をどこかに置き忘れてしまった僕としては、今さら美術館巡りに躍起になるわけでもなく、人に会う以外はスタバでのんびり過ごしています。「あれ、お前、TOEFL受けてるはずじゃ??」――はい、正しいツッコミ。でも人生には時折、TOEFLよりも大事なものがある、といわけで。それが「徹夜カラオケ」ってのは救いようないけど。

最近、ブログの更新頻度が下がっているのは、忙しいからというより、書きたい気持ちが下がっているからだと思います。「考える」のは、とりあえず、もうこんなもんでいいかなと。いや、もうちょっと正確に言うと、また違ったアングルから考えていたりもするんですが、それを赤裸々に書くと、ちょっとじめじめし過ぎてしまうのでいかがなもんかなと。かと言って、MSJで、日常生活のよしなしごとを書く気にもならず。帰国してから、新装開店するならともかく、このblogは、そういうのじゃないかな、と。何のこだわりやねん、こらっ(笑)

ちゅうわけで、この後、帰国までに、何回くらいblog書くかはわかりませんが、何はともあれ、Syracuse生活も残り一週間というわけで。月~木、4日間の授業と金曜日の卒業式でおしまい。
NYC, June 26, 11:00

Monday, June 21, 2010

新学期のきざし

午前中で授業が終わった後、手続きやら何やらでキャンパス内を歩いていると、明らかに新入生らしい人たちを多数見かける。5月後半~6月前半の一か月間は、アメリカの大学が一番静かになる時期で、特にundergradの学生なんてキャンパス内ではほとんど見かけなかったが、そろそろ、サマースクールを受講する生徒たちがキャンパスに戻り始めている様子。
   
銀行で、口座の閉じ方を確認していたら、隣のブースには、ガチガチに緊張した面持ちで窓口の女性と向き合うアジア系の留学生が。それを見て、二年前は自分もあんなだったなぁと思い出す。いや、もっとひどかったかも。というか、あの英語力でよく銀行口座なんて作れたもんだと今振り返ってみて思う。とにかく、あの頃は、いろんなことが無茶苦茶だった(笑)
  
無茶苦茶で、毎日凹みまくっていたけれど、ここ十年くらいの中で、一番気持ちが晴々していたのもあの頃だった気がする。この先二年もあれば、何でも出来るんじゃないかという気持ちで日々過ごしていた。終わってみれば、もちろん、それは幻想で、二年で出来ることなんて限られているということを悟る。この感覚、ひょっとすると人生そのものにも通じるのかもなぁなんて思ってみる今日この頃。何日か前にも書いたけど、「何でもかんでも」欲しがるのではなく、与えられた予算制約の下で最大のことをするにはどうすればいいかと考える時期が来ている気がする。
  
超人でもないわが身。英語も、勉強も、旅行も、インターンも、パーティも、GAも…は出来ないですからね。留学と同じで、人生も、何を選んで何を捨てるか、そろそろちゃんと考えないとな。
my room, Syracuse, June 21, 16:02

思い出づくり

二年前に買ったまま、これまで一度も使う機会のなかった“Hiking New York”なる本を活用するべく、突然思い立って、ハイキングを企画してみた。行き先は、Syracuseから二時間ほど北東に走ったところにある、ちょっとしたトレイル。こんな「藪から棒」企画にお付き合いくださったのは、MPA/IRの二年目組アメリカ人の皆さんと、日本人MPA生の皆さん。ありがとうございます(って、ここで書いても前者の人たちには届かんな)。心配された雨に遭うこともなく、終日、気持ちいい快晴の下、いつになく健康的な一日を過ごしてきました。

ハイキングコースに向かう道すがら、wind firmの真っ只中を通過。規模がメチャクチャ大きかったので、これはもしやと思って帰って調べてみたら、やはり、NY州内最大のwind firmであることが判明。このwind firm、僕の書いた論文に、ダメな風力発電の例として登場するもの。建ても建てたり、195基の風車を建てたはいいが、作った電気を送りだす送電網容量が不足していて、ピーク時には電気を100%送り出せないというのが現状らしい(参考)。せっかく電気作ったのにね、残念…。
二年間連れ添った愛車、CR-Vとの遠乗りも今日のハイキングがたぶん最後。思いがけず、トレイルヘッドに繋がる最後の数mileが未舗装のダート道だったので、わざと水たまりのあるとこを選んで走ったりしながら、最初で最後の“RVらしい”走りを満喫してみました。そういう意味でも良い思い出を作れた一日。
my home, Syracuse, June 20, 25:37

Sunday, June 20, 2010

デカいにもほどがある。

同級生M君とのドライブ旅行第二弾。第一弾の報告、まだ書いてなかった気がするけど、まぁなんしか第二弾。

今日の行き先は、感覚的にはお隣(?)大学のCornellさん。農学、ホテル学、開発学etc.で世界にその名を轟かす名門中の名門。我がSyracuse大学とは、upstateの雄の座を二分する関係にある(と思っているのは、たぶんうちだけ。)
  
Cornell大学は相当な田舎に位置している。Syracuse在住の分際で何を抜かすか!と突っ込まれそうだが、はっきり言って、うちの比ではない。何せ、Cornell生にとっては、このSyracuseに「出て」来て買物するのがイベントになるというくらいだから、その田舎ぶりが察せようというもの。

そんなわけで、都会人bayaとしては、「いつかそのうち行ってやろう」「行けなかったらそれはそれでOK」くらいに思っているうち、いつしかその存在すら忘れかけていた。このたび、M君からの貴重なるお誘いを受け、ついに訪問する機会を得たわけだが、いざキャンパスに足を運んでみて、実物をこの目で見るなり、直観。

ワタクシ、見くびっておりました。

何はともあれ敷地がデカい。うちとCornellを同縮尺で比べると、うちの大学がかなり貧相に見えてしまう。
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実際、キャンパス内を歩いてみて、その広さと風格に圧倒されてしまったワタクシ(とM君)。学び舎の風格という意味では、これまで見てきたどの大学(Harvard、MIT、Columbia、NYU、Chicago U、Naval Academy、UC Berkley、GWU、AU)よりもCornellの方が上に感じられました。広いといっても、ただだだっ広いだけでなく、アイビーリーグの名にふさわしい気品を漂わせているところがこれまた素敵(←完全にやられちゃってる人)

ただ、問題は、結局元に戻るが、「田舎すぎる」ということだと思う。Syracuseもたいがいだが、Cornellで車がないと、移動の自由が本当になくて難儀すると思う。Ithacaの街からは完全に隔絶されているので、歩いてキャンパス外に出るのは事実上不可能だし、キャンパス内の移動にしても、車がないとかなりきつそう。学期中になれば、バスが頻繁に運行されはするんだろうけど。まぁそうやって荒さがしをしながら、Syracuse大の相対的な優位点を必死に探していた、というのが本当のところなのかも知れません…。
キャンパスの中を貫く渓谷の壮観
my room, Syracuse, June 19, 26:00

Friday, June 18, 2010

"No more war"

午前中に授業が終わった後、同級生たちと一緒に、paintballなるゲームをしに行ってきた。この競技、「○○ボール」と名乗って如何にも「球技ですよー」みたいな雰囲気を醸し出そうとしているが、なんてことはない、ただの銃撃戦ゴッコ。いや、「ただの」というわけでもなく、結構本格的な空気銃を使った撃ち合いを有無を言わせずやらされる。弾は、当たると弾けて塗料が飛び出すグミみたいな物体で、これに当たると結構痛い。

もちろん、フットボールやベースボールの類でないということは重々承知の上で参加したので、まったく文句は言えないのだが、「やっぱこの人たちとは何かが違うよね…」と改めて痛感する結果に。どこでそんなワザ覚えるんだよみたいな戦争映画顔負けの普段の文民生活ではまったく必要とされない動きを普通にやってのけたり、やたら統制の利いた作戦で有機的な攻撃をしかけてきたりするアメリカ軍(こっちは、非米連合)。要するに、「おいアメ公、お前ら、どんだけこの競技やりこんでんだよ!!」と言いたくなるわけ。

と思っていたら、僕らと入れ替わりで、お父さん(と思しきデブっちょなおじさん)に率いられた子供たち4、5人がpaintballを開始。年の頃なら小学生~中学生くらい。そして納得。彼らはこうして子どもの頃から訓練されてきたのかと(苦笑)

一応、断わっておくと、クラスのアメリカ人のみんながみんな、この遊びに興じているわけではない。むしろ、今日来ていたメンツは、どっちか言うと、普段の呑み会やらで見かけないメンツがわりあい多かった気もする。アメリカ人全員が撃ち合いゴッコに興じているわけではない、と。かといって、極レアってわけでもないみたいだけど(笑)

連戦に次ぐ連戦で、疲れ果てた日本人同級生の口から洩れた一言――“No more war!!” その言葉の重みが一段と身に沁みる一日でございました。まぁでも、一つの「アメリカ体験」という意味では、これもまた面白かったかな。
my home, Syracuse, June 17, 28:29

Thursday, June 17, 2010

考えつづければ答えは出るか?

たぶん育ってきた環境と、大人になってから出会った人の影響が大きいと思うんだけど、僕は、何か困ったことや不満なことがあると、その原因は何なんだろうかとひたすら考える習慣がある。まぁ、そんなことは、今さら本人が書かなくても、このblogをお読みの皆さんなら、お察しの通りかも知れません。

というか、そうすることしか能がないとも言えるし、そうしていればとりあえず安心できるみたいなところもある。特に、時間をふんだんに使えた留学期間中はそうだった。でも、それって、ある種の“信仰”なのかもなぁ…と、思い始めた今日この頃。「考えよ、さらば答えが与えられん」――ホンマか、と。

考えることが無益ではないこと、いろんなことをクソ真面目に考える姿勢が今の自分を形成してきたこと、その自分にある面では自信を持っていること――これらは全て本当だと思える。ただ、「考える」ことの“限界便益”も、他の財と同じようにきっと逓減していくはずで、だとすると、「とにかくひたすら考える」という姿勢は、有限なる資源の分配方法として賢い選択ではないはず。

ましてや、自分の“予算制約線”は、特に大きいわけでもない。「この人の才能には敵わんな」という人は、これまでの人生の中で何人も見てきた。それでも、これまでは、無理繰り、“予算制約線”を広げる方向で努力していたように思う。頑張っていればそのうち広がるんじゃないかと、自分のポテンシャルに過信していた部分もあったように思う。けど、やっぱり、この年にもなれば、そんなものは、そうそう大きく変わらない。むしろ、自分の“予算制約線”の大きさ(小ささ)を受け入れ、その中での利潤最大化を考える方が、現状と比べて得られるものは大きいような気がしてきた。

そう考えると(また考えてますが。笑)、「考える」ことに割く時間や労力はもっと減らした方が良いということになる。まぁ、何をするにももちろん何かは「考え」るんだろうけども、抽象的なテーマや、「理想」に近いような遠い遠い目標について考えるよりも、日々の仕事を如何に上手く捌くか、日々の生活を如何に楽しむかということの方に、もう少し意識を振り向けるべきなんじゃないかと。

同級生M君との会話や、Executive Leadershipの授業の中で感じたことです。
my home, Syracuse, June 16, 24:20

Wednesday, June 16, 2010

PC復活とExecutive Leadership

まず、何はともあれPC復活。祝!! こんなに荷物の到着を待ちわびたのは久しぶり。

というわけで、さっそく、あんなこととか、こんなこととか、blogに書きましょと思っていたのだが、晩飯から帰ってきて、風邪薬を飲むなり妙な頭痛に襲われて、昨晩はそのままダウン。たまたまそういうタイミングだったのかも知れないけれど、普段あんまり経験しないタイプの頭痛だっただけに、副作用が疑われる…。まぁ、blogを書くこと以外、特にやんないといけないこともなかったので、まぁいいっちゃぁいいんだけど(風邪自体はいちおう良くなってる気もするし)。

Executive Leadershipの方は昨日で二日目終了。周囲の評判は頗るよろしくないが、個人的には、「予想してたのよりは良いんじゃない?」という気がしている。もともとの期待値は僕の中でもそんなに高くなかったわけだが、大して役に立ちそうにない授業というのは、これまでにもいろいろあったわけで、それに比べてこのコースが特にひどいということではない気がする。

ただ、日本人/アメリカ人に関わらず、ここまで周囲の評判が悪いとなると、オレの価値観ズレてるのかなと逆に心配になってみたりもする。まぁ、多少ズレてるんだろうな。

ともあれ、教室の内外で、ここ最近、感じたことについてはまたおいおい。
my home, Syracuse, June 16, 7:57

Monday, June 14, 2010

PC Charger was Broken

久しぶりの投稿です。

何日か前に、PCが壊れたかも的な記事を書きました。

結局、PCは壊れてなかったんですが、ACアダプタが壊れていることが判明(人からお借りした同じモデルのアダプタだと普通に立ち上がった)。で、早速T○SHIBA USAさんに新しいアダプタを注文するも、日本のクレジットカードは使えないとかなんとか(まぁ、それだけなんですが)でトラぶり、ここ数日間、PCなしの生活を強いられております。大学のPCでも日本語使えるんですが(現にいま使ってますが)、なんとなく、心理的ハードルが高いようです。ブログは、自前PCで書く、というのが染み付いているらしい。。

とりあえず、明日には新アダプタが届くらしいので、ぼちぼちブログライフも再開。ここ数日はというと、週末は遊びに明け暮れ、今日からは、Executive Ledearshipなるコースが始まり、気持ち的には、留学終了のカウントダウンが始まった感じ。家では箱詰め作業進行中で、部屋の中が想像以上にひっくり返ってます。思ってたよりモノ多いかも・・・汗。
Maxwell School, Syracuse, June 14, 21:21

Thursday, June 10, 2010

distant goal

capstoneのプレゼンが午前中に終わった後、軽く放心気味に午後の半日を過ごす。今の自分にできることは一応出し切れたんじゃないかと思う反面、それでやれたことがこれだけかと思うと些か哀しくもある。

英語が出来ないなりの貢献の仕方・チームへの食い込み方を自分なりにあれこれ試してはみたが、何はともあれ、ネイティブどうしの会話をもう少しまともに聞き取れないことには、チームの流れについていけない。「一対一なら会話できますよ」というレベルでは、自ずから限界がある。ネイティブ並の会話力を身につけるのは端から無理にしても、もう少し、聞く力と話す力を改善しないことには、まともに英語で仕事をできることにはならないなと痛感。

この先はどうすればいいんだろうか?帰国後は――幸運(??)にでも恵まれなければ――仕事で英語を使う機会もほとんどなくなるわけで、ドラマでも見て勉強するしかないのかな…。仮に仕事で英語に触れることになったとしても、英語文献を読んだり、一対一で外人さんとお話したり、というレベルでは、現状維持には役立っても、改善までには繋がらないようにも思う…。
my home, Syracuse, June 10, 22:44

Wednesday, June 9, 2010

almost there

capstone大詰め。今日は担当教授を前にしての模擬プレゼン。いくつかご指摘はあったものの、“総じて言えばvery good”との評価をいただく。自分で言うのもなんだが、確かに上々の仕上がりだと思う。僕自身、どれだけ貢献できたかはさておき(苦笑)
 
個人的には、反省すべきことがいろいろあるが、何はともあれ、明日のプレゼンがうまくいってくれることを祈りつつ、数少ない自分のパートを練習。
Maxwell School, Syracuse, June 9, 21:20
  

PC Charger Emergency

電源に繋いでいるのに、PCの充電が出来ないという事態に振り回される。

コードがイカれちゃったかと思い、Erie Blvd.沿いのBest Buyに買いに行くも、「TOSHIBA用はないよ」と言われ、Carousel CenterのBest Buyに行っても同じことを言われ(ローカルな話でスイマセン)、一つ下の階のRadioShackに行って、ようやくuniversal対応のコードが見つかる。

良かったよかったと思ったのも束の間、その場でコードを試してみると、PCはまったく反応しない。RadioShackのオヤジ曰く、コードが断絶したときにPC側の受け手もやられちゃったんじゃないかとのこと。そんなことってあるのかなぁとは思いつつ(充電が切れるまでPCは動いていたので、PC本体が完全にやられちゃってるわけではない)、それ以外に納得のいく理由も思いつかないので、最悪の事態(!!)を受け入れる心の準備を始める。

同級生のM君に電話し、学校のPCで日本語を使う方法を伝授してもらいつつ、善後策について協議する。日本で買ったPCをアメリカで修理してもらえるものかどうか、買い直すとしたら、NotebookかNetbookのどっちがいいか…etc. 残り一カ月というタイミングが、また微妙。。

風邪気味の、いつもに以上に動きの悪いアタマで、どうしたもんかと考えながら学校に戻る。何も考えずに、何となく「もう一回だけ」と、コードを繋いで起動ボタンを押してみたら、何事もなかったかのように動き始めるPC。What!!? この数時間に起こったことはいったいなんだったのだ。全く以て納得のいく説明は得られないままだが、何はともあれ、自分のPCでこうしてblogを書けているのが現状。単に接触が悪かったということなのか…?(自宅で試してみても、学校で試してみても、RadioShackで試してみてもダメだったので、単純にそれだけとも思えないんだけど。)

IT関連にはそれほどこだわりはないので、手持ちの機器が最先端でないと厭だということはまったくないのだが、これだけPCを使って日々生活しているわけなのだから、本当は、一揃えのバックアップ(データの、という意味ではなく―それはもちろんなのだが―、装置そのものの、という意味で)を手元に置いておくべきなんだろうなと実感。
Maxwell School, Syracuse, June 9, 16:31

Tuesday, June 8, 2010

"Global Leader"

東京ベースのとある勉強会のメーリングリストで、このところ、“Global Leader”の話題が盛り上がっている。その言葉自体、英語として正しいかどうかはともかくとして、国際社会で活躍できるリーダーになるためにはどういう素養を身につけなければいけないか、といったお話。アメリカ人とのグループワーク漬けの日々を送っている時期なだけに、身につまされる話が多い。

一昔(いや、二昔?)前に流行った、“Globalization = Americanization”みたいな言説に乗っかるわけではないが、結局のところ、“Global Leader”になるための素養というのは、英語圏のビジネス流儀(もちろん英語を含む)を身につけることとほぼ同義なのではないかと思う。語学の壁は大きいし、何はともあれそれを越えないことにはどうにもならないのだが、本気で“リーダー”を張ろうと思ったら越えないといけない壁はそれだけではないはず。こちらのビジネス慣行――もっと分かりやすく言えば「常識」――みたいなものも習得しないといけない。所詮、学生のお遊びとは言え、グループワークで揉まれながら、そのことをつくづく感じる今日この頃(純粋な語学の部分でも、まだまだキツイわけですが。。)。

多国籍企業や、国際機関のHQで働いた経験はないので、実際に見てきたわけではないが、普通に考えれば、そういう“グローバル”な組織も、“グローバル”とは言いながら、結局、英語圏の流儀(せいぜい、その亜流)で回っているんだろうなと思う。仮に「亜流」だったとしても、英語圏出身の人間からしてみれば、外国人に多少「配慮」をすれば済むだけの話なので、こっちみたいに、一からコトバ覚えて、常識身につけて、云々カンヌンというのとは、根本的にワケが違う。羨ましいなぁと思うと同時に、そんな中で、帰国子女でもない日本人がリーダーを張っていくというのは、相当チャレンジングなことなんだろうなと今さらながらに実感する。自分を入れてたかだか7人の今のグループにしても、「明日からお前仕切れ」と言われて、仕切っていけるだけの自信は毛頭ない。それをするには、「議論について行ける」「それなりの貢献ができる」という、今のレベルとは、また一段違った英語力+αが必要だろう。

ホントは、この時期にそこまで辿り着いていないといけなかったんだろうなと思う。今さら言っても、仕方ないんだけど。次に目指すべき段階を、(ただただ「遠ーくの方」というのではなく)一応、具体的にイメージできるようになったということが、せめてもの救いか。
my home, Syracuse, June 7, 25:05

Sunday, June 6, 2010

Kabuto-mushi

International Trade Lawのクラスで一緒だったLaw Schoolの日系人A君に誘われて、Law School生グループのバーベキューに参加してきた。彼らLaw School生は一応既に卒業済みなのだが(そういう意味では、今日集まっていたメンツは、僕以外は全員“Dr.”)、卒業後も引き続き、bar examに向けた予備校の授業を受講中。その授業が月-土の週6日なんだそうで、今夜は束の間の息抜きを楽しんでいるようだった。

A君とゆっくり話をするのは実は今回が初めて。出身はワシントン州のオリンピアだが、小さい頃に、お父さんの仕事の関係で日本に住んでいたことがあるらしく、それがどこかと聞いてみれば、なんと京都の美山町。大学時代に何度か遊びに行ったことのある、僕の大好きな町の一つである。京都市内からはバスで約1時間半。茅葺民家が数多く残る、いわゆる「日本の原風景」みたいな土地だ。

「僕も行ったことがあるし、大好きな町の一つだ」という話をしたら、「美山を知っている日本人には初めて会った」と言って、彼の方がびっくりしていた(笑) 美山では、夏になれば、カブトムシやクワガタムシがそこらじゅうで簡単に捕まえられるらしく、少年時代のA君は、それらを捕まえてきては対決させて遊んでいたらしい。彼の“kabuto-mushi”の発音の流暢さから、如何に彼がその遊びに興じていたかが偲ばれた。
  
大阪の今里に住んでN○VAで働いてたヤツだとか、枚方に住んで淀屋橋のインターン先に通ってたヤツだとか、僕の周りの日本在住経験者は、妙に西に偏っている気がする。いわゆる“類友”ってやつだろうか??
my room, Syracuse, June 5, 25:35

Friday, June 4, 2010

renewed career goal

純粋だった23歳の頃に比べればいろんなことを知ってしまった一方で、何かを達観するにはまだまだ知らないことが多すぎる31歳の今日この頃、この先のcareer goalをどこに設ければいいんだろうかと、改めて考えてみた。というと、記事の内容に比べてちょっと大仰すぎる気もするが。

留学の二年間も含めれば、「環境」の世界で一応、9年間やってきたことになる。今の僕が、「どうしても生きる世界を変えたい」という欲求を持ち合わせていない以上、この先も「環境」という分野で仕事をしていくことには変わりはないだろう。

問題は、その中で何を追い求めていくかである。それを考える上で、温暖化問題に対する自分の立ち位置を認識することは、この時代に「環境」分野で生きていこうとする人間にとって、避けては通れないステップ。では実際、僕自身、どうかと言えば、温暖化問題を全て「陰謀論」で説明しようとする向きには与せないけれども、温暖化問題を巡る世界の動向に陰謀的な要素――温暖化問題を利用して、自国に有利な状況を作りだそうとする動き――が皆無だと決めてかかるのもナイーブに過ぎると考えている。世の中の凡そ全ての事柄がそうであるのと同様に、温暖化問題も、100%本当でもなければ、100%嘘でもない、リアルとフェイクの入り混じった灰色の世界と考えるのが健全であろうと思う。

一方で、二年の留学期間を経て、僕の中での「日本」或いは「国」というものに対する考え方が、それまでとは、少し違ったものになってきたのも事実。「腐っても鯛」ではないが、いくら20年来の停滞の中にあるとはいえ、日本は未だに歴とした大国だし、その国の国民であるという事実だけで、異国の地にあっても様々なbenefitを利用させてもらえるということを、初めて外国で暮らしてみて、つくづく実感した。と、同時に、この「鯛」ステイタスは、放っておいて維持できるものではないということも強く感じている。「鯛」になるための椅子が限られた数しか用意されていないのであれば、他を押しのけてでも、確保すべきものは確保しにいかなければならない、と。

ありがちな言い方で言えば、「国益」vs「地球益」みたいな話なのかも知れない。そこでどういう立ち位置をとるべきかだが、どちらか一方だけを追求するという答えがあり得ないのは言うに及ばず、単純に、「国益も地球益も両方とも大事」という答えもないなというふうに思う。というより、それはそもそも答えの体を成していないと。

両方ともを十全に追い求められるのであれば、そんな結構なことはないわけだが、それが出来ないからこそ、皆苦労しているのであって、単純に「両方とも」と言うだけでは、実質的に何も言っていないのに等しい。問われるべきは、両方を十全に満たす選択肢などそもそもあり得ないという前提の下、では、どのラインで折り合いをつけるのがもっとも適切かという問であろう。

advocateとしてならともかく、行政の立場で環境問題に携わる以上、なすべき仕事は、闇雲に環境の価値(上の話で言えば「地球益」)を唱えることではなく、もっとも適切な折り合いラインがどこにあるかを見極め、それを実現していくことではないかと思う。それこそが、「プロ」の仕事なのではないかと。

そういうことを、この先、一生かけてやっていけたらいいなと、このところ、考えています。“career goal”と呼べるほど、大したものかどうか、わかりませんが…。
my home, Syracuse, June 4, 22:48

Completion

Popp先生からメール到着。Independent Studyについての最終コメント。今週月曜日に提出したバージョンで受理していただけるとのこと。

その他、メールに書いてあったのは、“You have done a nice job bringing together both the economic and administrative hurdles that affect the development of new transmission lines.”とのこと。最後も、彼らしい、politeなコメントだったが、まぁ何はともあれ終局を見たということで、ホッと一息。これでようやく、卒業の目途もついた(実は、これまではついてなかった)。

いろいろと苦労したindependent study。書いたことの中身そのものよりも、「プロジェクトを如何に進めるか」という一般論の部分で、学んだことが多かった気がする。どれだけ未知の領域でも、「とりあえずあれこれ調べてみよう」とするのではなく、常にゴールへの道筋を意識しながら進むべきこと、斬る対象にばかり意識を捉われるのではなく、斬る道具についてもきちんと理解するよう努めるべきこと。Independent Studyから学んだ二つの教訓。
Maxwell School, Syracuse, June 4, 16:26

Wednesday, June 2, 2010

former Maxwell's star professor on TV

一昨年の秋学期――僕がここに来た最初の学期――まで、Syracuseで教鞭を取り、その後、ワシントンの保守系シンクタンクAmerican Enterprise Instituteに、Presidentとして栄転していったArthur Brooksというおじさんが、昨日のDaily Showに出演していた。


ただ、彼の授業は一度も受講しなかったので――いま思えば、もったいないことをしたもんだと思う――個人的な思い入れはこれといってないのだが。とりあえず、カッチョ良い英語を話す人だなと思って、インタビューに聴き惚れてみた。

インタビューの中身自体は、大したことなし。まぁ、尺はもともと8分だし、番組の性質上、ところどころで笑いをはさまないといけないから、議論を深めるにも自ずと限界がある。

むしろ、インタビューを観終わった後に、彼に関するWiki記事を読んで、今さらながら、彼の本を読んでみようかと思った。こんなことを卒業間近に書いてる時点で、「もぐり」の烙印を押されちゃいそうだけど。
my home, Syracuse, June 2, 23:50